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“外さない”小説企画の立て方 【4】仕事でもないのに東京でぶらついて来た件について

よたか2014.08.25 16:23:51

「“外さない”小説企画の立て方」の勉強会にクランチマガジンという小説サイトを運営している「今村友紀」さんがゲストスピーカーとして話しをするとの事なので高速バスで東京まで行ってきました。

会場に到着するのが少し早くて、会議室には入れなかったので表のソファーで「三匹のおっさん ふたたび」をKOBOで読んでた。

んーっ。なんか安心する。有川浩さんの作品は安心して読んでもらう事を想定してか、編集者の意向なのか知りませんが、もう一歩踏み込まずにご都合っぽいところはありますけど、殺伐とした題材でも爽やかに読ませてくれるのが好きかな。

やっぱり書くなら、私はこんな風に書きたい。でも、私が書くと彼女が踏み込まないもう一歩を踏み込んで『暗く』なっちゃうんだろうけど。
途中まで読んだところで開場したので、会議室に入ります。30人くらいの会議室に20人くらい? 一緒に来た訳じゃないけど愛知の友人が来てたので、彼女の隣に座ったところで勉強会が始まります。

少し覚悟して今村さんの話しを聞いていたのだけど、なんかとても普通の人だった。というかとても丁寧で礼儀正しい人だった。
いや、でも話しを聞かないと解らないのでもう少し話しを聞こう。

話しを聞いているうちにだんだん納得できてきた。この人って解析とか運営とかが好きな人なんだ。イメージ的には小説書いてる人というよりプログラマーのセミナーに近い感じだった。

この日のセミナーの内容はクランチマガジンのメルマガで書かれた事がほとんどなのですが、そのほかにも『ここだけでしか話せない』ことが散りばめてあってとても有意義な内容でした。
特に新人賞の選定についての基準について明確にされたのは本当に面白かった。(ココで内容を書くのははばかれますけど)

一番納得したのは『純文学は表現が最も重要で決まりきったストーリがあるモノは下賎だと思われてる』との発言。
来る前に読んでいた『ジャックを殺せ、』の事そのままじゃん。


そのあと課題だった小説の企画書の評価についてですが、最近書いたちょっと長めの小説について書いて提出したのですが、書いちゃった小説なのであらすじが書きづらい。
すでに出来てる話しなので書き方に融通が利かない感じで、うまく伝わらなかったのがとても残念でした。

まぁどちらにせよ、またKindleにアップしてクランチ」や「なろう」でも読めるように準備だけはしようと思ってます。pixivはどうかな? 多分もうアップしないと思う。

休憩時間に今村さんに挨拶に行くと「また作品書いて、査証フィードバックに応募してください。査証フィードバックを通して点数が上がるとみんなの励みになると思います」と言ってくれた。

ちゃんと見てくれる、評価してくれる人がいると思うとやっぱりモチベが違います。
とにかく常時書いている長編とは別に、週に1本程度は1万文字程度の作品を書かないと、残されたわたし寿命の事を考えると“足りない”ですね。

勉強会が終って、新宿から深夜バスに乗って名古屋に帰る時、ちょっと興奮して眠れませんでした。

今日の勉強会で聞く限りにおいて解った事は、私の作品は「売れ筋」からは離れてるし、文体もあまり上手くない。応募して選ばれるのはかなり無理がある。

だけど、実際に読んでくれる人たちも居るので、その人たちが続けて読んでくれる作品を書き続ける事が大事だと言う事がわかった。できれば作家指名で。

そして、一番の課題である『経験不足』についてはクランチマガジンにアップする事である程度は補えるのかもしれないと言う事。

最近仕事の用事以外で東京に行くのはあまりなかったので、自分の趣味の為だけで行くのはとても躊躇したけど、いい刺激をもらったというか今後の事を決心するためにとても良かった。


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