よたか2022.05.17 23:00:00
水泳指導管理者講習はあの『東京辰巳国際水泳競技場』のサブプールで行われます。以前受けた赤十字の『水上安全』は愛知県口論議の水深2mのメインプールだったので立ち泳ぎもバタ足で回避することができそうだったのですが、サブプールの一番深いところは1.4mなのできちんと巻き足しないとダメそうです。
新幹線を降りて東京駅八重洲口で、持ってきた自転車(ブリヂストントラベゾーングランテック)を組み立てて辰巳へ向かいました。
東京の道は以前走った時よりも走りやすくなった気がします。
自転車に対する意識が変わってきたからでしょうか? それとも標識などがきちんと整備されているからでしょうか?
それほど迷うこともなく会場に到着。自転車を置くスペースもあったので通うのも結構楽そうです。
実はこの日のためにグランテックを改造してたんです。少し太めのタイヤをはませて、センターの両立てスタンドをつけて輪行時にも自立できるようにし、東京の橋の起伏を気持ちよく走れるようにドロップバーに変更しておいたんです。
東京のウォーターフロント近辺は橋が多くて結構上り下りがキツイんですよね。ピクニかだと早々にリタイヤしたかもしれません。
受付を済ませて、自分の受講番号の席へ着くと隣の席には同じ職場のT山さんがいました。ちょっとだけ緊張がほぐれた気がします。
話を聞くとバスで来たのだけど渋滞で大変だったそうです。
1日目は座学と実技試験と実技補講です。
来る前にみんなにさんざ脅された国士舘大学の先生が教壇に立ちます。いかにも先生といった雰囲気の方で、水泳に対して熱く語られてます。
体を水平にして綺麗に泳げとか、5mはケノビしろとか、割と基本的なことを語られます。
会場にいる40人の受講生のほとんどが水泳指導者だからでしょうかあまり真剣に聞いていないような気がしました。
・水温22℃以下では人体の生理機能が40%低下するので、水温は23℃以上であること。
・水は熱伝送率が高く空気の25倍の速さで体温を奪う。運動量によって時間を調整する必要があります。
こんな話もされていましたが、後から実技の時に再確認することになりました。
ちょっと物言いは厳しい印象を受けますが、大事なポイントしっかりと伝えてくれる方でした。
立ち泳ぎでバツが出たらどうしようと、ドキドキしながら午後からの実技を迎えました。
アップでクロール50mを一本終わった時点で先生の呆れた声が聞こえました。
「水泳指導者なら5mはケノビしてくれよ」「周りに『うまいなぁ』と思わせろよ」と言われてます。そうですね確かに基本泳法の授業の時にそういって見えました。
そんなわけでクロールはもう一本泳ぎ直し。
先に泳いでる方を見ると、ちょっと怪しい泳ぎ方が結構いる。流石にヘッドアップはいないけど、水中スタートできない、すぐに浮く、チキンウィング、膝折れキックなどなど。会社から『とって来い』と言われて4泳法練習始めたのなら、かなり大変だったに違いない。私の立ち泳ぎなんてまだまだ軽い気がしてきた。
そして横泳ぎの実技が始まると半数くらいがダメだしされてしまった。
そんなこんなで基本泳法と横泳ぎの指導で実技の時間がなくなり、この日予定されていた立ち泳ぎ試験は最終日に持ち越されることになりました。練習時間ができたことに少し安堵した。
だけど、平泳ぎと逆アオリで泳いだ時に右太ももに少し違和感があって、水から上がった時に少し痛みを感じた。
この程度の痛みはたまにあることだから、大したことないと思っていたんだけどホテルに帰ると右太もも全体が痛み始めた。ストレッチで太ももを伸ばすと痛さが増す。
この症状、ふくらはぎの筋断裂起こした時によく似てる。
血の気が引いた。このタイミングでかぁ〜。
病院に行ってギブスとか巻かれたら今回の試験はアウトだし、名古屋に帰るのもかなり大変になってしまう。
そんなわけで怖くて病院には行けず、氷で足を冷やしながら眠った。