よたか2016.06.03 14:27:58
2年も前に納品したシステムについて問合せが来た。
内容はともかく、最近思った通りに動かないので、チェックして欲しいらしい。
このクライアントとは、この案件の事で揉めて「もう仕事出しません」とまで言われてしまい、
それからはたいした仕事もしてないので、うちのプライオリティーもかなり低い相手なんです。
このシステムについてもメンテ契約なんてしてません。
プログラム書いてる人ならわかると思うけど、こうしたチェックってね、1時間や2時間で済む話じゃないんですよ。
内容を聞く限り、最低でも5時間。後の検証までやったら丸2日掛かりそう。
とてもじゃないけど、チェックなんてやってられません。それで「有償ならチェックします」と書いてメールを送ったんです。
そしたら、今日になって返事が来ました。
「お金は出ないので、無料でなんとかなりませんか?」みたいな内容。
つまり、お金が出ないと言う事は、最初から難癖つけて無料で作業やらそうとしてたんですね。
誰がその手に乗るか。
もしね、細々とでも仕事が出ているのであれば、なんとかしたかもしれない。
金額の交渉をするのであれば、払う気があると判断してチェックくらいはするかもしれない。
ちょっとイヤになった。
この前のOSCの時に、仕事をいくらで受けるかと言う話になった。
「100万円以上でないと動きたくないよね」と東京のデェレクターさんが言った。
でもそんな仕事、ウチに降ってきませんから。
この辺も意識の差なのかな〜?
ランサーズとか、クラウドワークスとかで出回っている仕事の単価なんて、凄いですよね。
あんな金額で受けていると、末端の自営業者は生きていけませんよね。でも、そんな金額でリアルに回って来てるんですよ。
いまさらそんな事を考えてもどうにもならないので、先方には〝手動〟で対応する方法を箇条書きにしてメールで送りました。
無駄な挨拶も、署名も付けずに手順だけの素っ気ないメールです。
「ありがとうございました」と返事が帰ってきました。
彼女の立場は営業でもデェレクターでもなくデザイナ。たぶん無理矢理に押し付けられて困っていたんだろうな。
デザイナを矢面に立たせるなんて、ちょっと酷いと思うんだけど所詮よその会社の事。
オレの知ったことじゃありません。
ただ思うのは、あの会社の人は幸せなのかってこと。かな。