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【インディーズ作家が知っておくべき権利や法律を教わってきました】JRバスで東京まで行って、春画展見て、OSWの忘年会に出て、NPO法人日本独立作家同盟のセミナーに参加して、18切符で帰って来ました。

よたか2015.12.19 23:00:00

19日の日程は割とゆっくりとスタートしました。
10時までにチェックアウトすればいいので、とにかくゆっくり寝て、大浴場で朝風呂につかり完全にリフレッシュして渋谷へ向かいます。

さて、今日は渋谷から名古屋までJRで帰るので、18切符使っての移動。
この切符とてもいいんだけど、人のいる改札を使わないとイケナイのがちょっと辛い。特に、この日は中国人とスペイン語を離す方々が多くて改札が混んでいる。

白地に赤いタスキがけのレプリカ。愛知だと『刈谷』だと言いたくなりますけど、アルゼンチンのリバープレートですね。後から聞いた話では、ネイマールが2,000万円の時計を衝動買いしたのだとか。世界のスターはハンパねぇ。

さてとりあえず渋谷に到着したものの、かなり早すぎたマクドかどこかでパソコンを広げようと思っていると、何かしらプラネタリウムが見えるじゃないですか?
ちょっと近寄って聞くと、『渋谷区文化総合センター』という施設で2階に図書館もあるらしい。

さっそく駆け上がって見渡すとどうやらコンセントも使えそうです。ラッキー。
ソコで書き掛けの原稿を書いてみた。共幻文庫の短編コンテスト第12回目。お題が「。」。なんて書きにくいお題だ。それでも神様の話書いてみた。まわりが静かだと進みますねぇ。すごく環境がいいです。

そんな感じで魂を持っていかれた頃、いい時間になってきた。しかし、ココで辞めるのはちょっと。でも早く行かないと……。そんな事を繰り返して切りのいい所で中断してセミナーの会場へ向かいます。

今日のセミナーは「インディーズ作家が知っておくべき権利や法律を教わってきました」著作権とのつき合い方ですよね。
仕事柄、結構戦って来た方だとは思いますが、質問したいこともあるのでずっと聞いておりました。

さすが鷹野さん。〝責める著作権〟というスタンスが素敵です。
つまり、抵触しない様に安全な付き合いをするんじゃなくて、ガンガン使えるだけ使って行こうという主旨のようです。

コレは賛成ですね。他が怖がって使わないから使っていく価値がありますから。一部のスライドは鷹野さんがサイトのスライドをアップされているので、是非ご覧下さい。

さて、本日のメインイベント。二部は鷹野さんと、弁護士の福井健策さんの対談形式で話が進みます。
TPP絡みの話題で大事なのは3つ。
・保護期間の延長
・非親告罪化
・法定賠償金制度

この中で一番話題になったのは『非親告罪化』なんだけど、コミケ開催を危惧する人達が炎上させた(って書くと言葉悪いかな)訳ですが、ネット上でやたら騒ぐの、政府側はかなり気にして内容に手を加えたらしい。

ネットの力である程度動くのはまあいいとして、そのネットの声って一体国民の何パーセントの声で動いてるんだよって、ツッコミを入れたい所。ともかく、政府は過剰反応しているようです。

そして、今回のTPPについては政府が前のめりになっているのではないかという指摘がなされた。
法定賠償金制度についても、行き過ぎではと考えている欧米に対して、まだなにも始まっていない日本で導入使用としている。これは政府のスタンドプレイじゃないかと指摘されていた。

こんな発言初めて聞いた。

いい加減なネットの話じゃなくて、弁護士の方から、直接聞けるなんて思わなかった。
もし、この法定賠償金制度がそのまま導入されると、萎縮してスタートアップができなくなってしまい、新しい産業が育たなくなるとの事です。
なるほど。

欧米では、フリーで使える部分を拡大して、この法定賠償金制度を縮小しようとしているのになぜ日本で取り入れるのか?
ちゃんと監視しなければならないとも言われてました。

ちなみに、こんな事をして儲かるのは弁護士なんだそうです。
なるほど、だぶついてるもんなぁ。

このあと懇親会もありましたが、18切符のタイトなスケジュールの為に渋谷駅に向かいます。
予定通りに渋谷駅に着いて楽勝とおもいきや、乗る予定の『湘南ライナー』とか言うのはもっと遠く。思い切って歩いて、なんとか乗れた。

そして、東京都内は事故のために列車が遅れはじめたらしい。遅れる前に乗れて良かったかもしれない。その後、熱海、浜松、豊橋(あぁ愛知だ〜)金山と順調に6時間かけて帰ってまいりました。

切れ切れといえども6時間もあると1本仕上がりますね。
おかげで共幻文庫の短編コンテストほぼ書き終わりました。
しかし、ラストが気に入らなくて、結局書き直したのでまたギリギリだったんですけどね。

今回は本当に有意義な東京出張でした。また近いうちに行きたいな。