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似顔絵を使った名刺まいガム

よたか2010.03.09 11:53:32

東京ギフトショーに持っていった「似顔絵まいガム」。最近、これほど感動したツールはありませんでしたねぇ。



詳しくはこちらをご覧ください。
東京ギフトショーで配ってきた「名刺まいガム」

興味のある方も見えると思いますので、どうやって作ったのか過程をご紹介いたします。

1)似顔絵を頼む。「毒がない似顔絵なんて…」
今回のポイントは何といってもこの似顔絵ですねぇ。営業で使う場合は似顔絵の「インパクト」がとっても大切です。
そこで「インパクトのある似顔絵」を描いていただけるところを探して見つけたのがこの「プレジャー企画:お絵描き隊」の安楽さん。「インパクト」というよりも、むしろ「毒」ですね。

個人で似顔絵書いてもらうときはそんなに気にしなくてもいいのですが、営業で使う場合は、おぼえてもらってなんぼ。なので、名刺用によく使われている「普通の似顔絵」ではあまり意味がない様に思います。

もしかしたら、特徴さえ押さえているのであれば「似てなくて」いいのかもしれません。

そこで、興味もあったので、打ち合わせがてら、プレジャー企画へお邪魔しました。


2)打ち合わせとラフ「似てねー」と思った瞬間
似顔絵について安楽さんと1時間ほど打ち合わせ。とりあえずラフを頼む事にします。
1点 5,000円なので、イラスト代金として高い方ではありません。

打ち合わせして思ったのですが、写真だけよりも、実際にあって話した方が人柄とかがうまく反映できると思います。

2日ほどしてラフが上がって来た。覚悟はしてましたが、ちょっと目眩が…。
最初の感想は「似てない…」家族は「狸オヤジみたいで似てない」と言います。



まぁ、でもいつも見てる顔は鏡で見てるし、少し冷静になって考える為にちょっと時間をあける事にする。

翌日クライアントに見せると「無茶苦茶にてる」「いい出来だぁ」と大笑い。

ここである事に気がついた。

このクライアントの「大笑い」がきっと「毒」の部分で、おぼえてもらうために必要な「インパクト」なんだろうなぁ。

家族が似てないと感じたのは多分、もっとも大きな特徴。
例えば「口ひげ」とか「目の形」とかを無視して見ているからではないでしょうか?

とすれば、クライアントの反応が、もっとも正しい反応だったのではないかと考え「そのまま仕上げてもらう」事にしました。


3)似顔があがった。それでも1回は修正したくなる。
依頼をして2日ほど、彩色して仕上がって来ました。ここまでくると覚悟もできていたので、なにかあっても動じない自信があったのですが、やはりささやかな抵抗はしたくなる。



女房から言われていた、鼻と、眉毛と、唇に若干修正をお願いした。



さて仕上がってくるとどこがちがうと言うほどどこが変わっているのか解りにくいですね。
本当に「ささやかな抵抗」です。


4)似顔絵を頼む時の心得
とにかく、似顔絵を使う目的をはっきりさせる事。肖像画の代わりなら自分の好きな様に描いてもらえばいいのですが、営業目的なら受け取った相手に「インパクト」を与える事を最優先させなければなりません。

まるっきり似てないのは論外ですが、特徴を押さえてしかもインパクトがあれば、それでいいのだと思います。

あと、廻りの評価もだいじです。家族は「意図的に見てない」部分も多いように感じます。
私の場合だと、第一印象ではもっとも大きな特徴である口ひげを、家族は、意識してないと思うんです。

だからこそ、友人、同僚、上司、部下(遠慮して言わないかも)あたりに見てもらいましょう。くれぐれも大事なのは、感想を聞くのではなく「反応」を見る事。

この時の反応こそ「似顔絵まいガム」を配った時の相手の反応なんです。大笑いされるのであれば大成功ですね。


5)似顔絵でデータを作る。
今回は似顔絵で「まいガム」を作るのが目的なので、まいガム用にデータを作成します。
口ひげに不敵な笑みは、それだけでも憎らしいのに、腰に手をあててるのは「名刺」にしてはちょっと偉そう。



そこで、「肩から下の線」を消して「吹出し」と「ロゴ」「襟」などで少し遠近感を出します。

うん、うまく収まりました。

6)似顔絵まいガム出来ました!
そして、出来上がった「似顔絵まいガム」やっぱり不敵な笑みがちょっと生意気。
営業スマイルをお願いしたはずだったんだけど…。
まぁ「自信満々で営業してる」と前向きにとらえることにします。



7)反響の大きさにびっくり
結果は以前紹介した通り、思いのほか大きな反響に配った自分が一番びっくりしてしまってます。

私が受け取った訳ではないので解らないのですが、差し出したオヤジのミニチュアが手の上に乗っているスケール感(?)がなんとも言えず楽しく感じるんでしょうね。

「顔写真」ではここまでの反応はなかったで。これこそ似顔絵の力。
いちど「似顔絵まいガム」使ってみると、やみつきになりそうです。

8)最後に作成金額について
今回は、クライアントの依頼で渡されたので、私が支払った訳ではなないのですが、作る時に掛かる金額を試算してみます。

似顔絵代金 5,000円
データ作成代金 両面 2,100円
まいガム両面(48個) 3,600円
送料 525円
===============
合計 11,225円

決して安くはありません。

似顔絵は、使用制限なしなので、他にも使えます…。とは言ってもTシャツにして自分で着るのはパスですが、通常の名刺とか、シールとか作ってもいいかもしれませんね。

同じデータで「リピート」だと「データ作成代金」も必要ないので、通常料金です。

営業ツールとしてつかうなら、2セット以上でないとちょっとキツいので「ココ一発」の営業の時に使うのが良さそうです。