よたか2009.03.16 16:12:14
「31,290円が10,500円になるからアシストプランでアカウント作ってください。」とかわいい女性の声。そこでほいほいといいですよと言って口車に乗ってしまったのです。「ひなまつりドットコム」やってる吉松さんの「お菓子の通販」の広告。「プロ」の仕事がどの程度のものかとっても興味があったので提案書が来るのを楽しみにしておりました。
でもね、実際に提案された物を見て目が点…。
とりあえず、担当(男性)の方へお電話してみました。
1)オーバチュアの人には季節とかの感覚がないらしい。
お願いしたお菓子の通販サイトは「わいわいお菓子」といって幼稚園保育園向けのお菓子の通販サイト。季節のイベントに合わせた商品のを提案するのです。
しかし提案された広告グループには3月のこの時期に「節分」だの「ひなまつり」だの広告が入っている。
来年用の広告か?でも「そのまま公開するなら…」とか案内に書かれてある。
こんなもんそのまま公開なんか出来るか!
まあ広告グループごと取り消せばいいならそれでもいいけど、コピーの中に微妙に「卒園」とか書いてある。
あのね、いまから卒園式のお菓子のオーダー受けてどうするの?
間に合わねーっての。
結局、コピー全部見直す事にしました。
2)高いキーワードがこっそり隠れている
そりゃ、ワンクリックで100円とかあった方がいいのだろうけど、あきらかにターゲットが違うワンクリック200円近くのキーワードが掲載されている。こんなキーワードが書いてあると他のキーワードも信用出来なくなる。
クリックさせる事が目的の会社だから微妙にズレてるのも仕方ないけど、これはちょっとねーよな。
3)一番押してる商品のキーワードが1つだけ?
今回イチオシの「メダルバラエティー」のキーワードが一つしかない。
担当者のいい分は「コンテンツがないからキーワードが拾えない」そりゃそうだ。カタログから拾ったテキストしか無いので、情報としては薄くなってしまいます。
でも、この商品のために今回オーバーチュアやる気になったと伝えたのだからもう少し汲んで欲しかった。
コンテンツ足りないなら付け足したのに…。
こんなわけで「広告屋さん」というよりも、オペレーターの域を抜けてません。
「お手数をお掛けする事になり本当に申し訳ございません。」と酌し定規な事を言うので、
「本当に手間ばっかり掛かって役に立たないね。」と言ってみたらさすがに怒った。
文字の並びや、記号のつかい方はさすがだなとは思ったものの、提案されたキーワードも私がアドワースで設定した物と大差ありませんし「プロ」といえる箇所はあまりありませんでした。
「まぁお試しの10,000円だからこの程度でも仕方ないか?」
「手を抜いてる訳ではありません。」
「これで、30,000円ならもっと怒るよ。まぁ君に言っても仕方ないのだろうけど。」
「ご自由に編集していただいて構いません。どうぞご自由に。」
この担当者、かなり怒ったようです。
でもね、これを持ってクライアントに持っていく俺の身にもなってみろ。このまま出したらダメ出しどころか、仕事自体なくなりそう。そんなもん持っていけねーだろ。
嫌みの一つ(10個くらい言ったけど)くらい我慢しろよ。言われたところでどうにかなる訳でもないんだから。
ところで、半年後に無料でチューナップサービスもやってくれるらしいけど、そこを聞くと「場合によっては受けられない事もございます」と素っ気なく微妙な返事。
さぁ売上が立てば文句は無いんだけどどうなるんだろうね。