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1,000本ノックの様な お菓子のコピー

よたか2008.11.21 04:22:00

定期的にお菓子のコピーを書く仕事がやってます。最初は面白がってやっていたのですが、最近年齢的にちょっと苦しかったりします。

コピーと言ってもそんなに難しい事を書いている訳ではないのですが、ちょっと書き方が特殊。

「英訳される事」を前提に書かなければならないので、やたら長い説明とか、禁句とかいろいろあるんです。

擬音とか使えないんです
たとえば、ポテトチップスの美味しさを表現する時に日本語のコピーなら「パリパリして、止まらないおいしさ」とか書けばだいたいつたわるけど、英訳すると“擬音”がダメなので「パリパリ」が別の表現に変わります。

そうねぇ、よく使っているのが「歯触り良く砕ける」とか書きます。なんかとんでもない物を食べているようですが、まぁ訳す方もそれで適当な言葉をあててくれてました。
「とろーり」とか「もっちり」とかもだめです。

あと、曲者がカタカナ英語。ちゃんと訳せないので使うな!と言われました。ふと気が付くと日本のお菓子のコピーってカタカナ英語多いよね。

まだまだ日本は憧れの国なのかも
栄養強化とかいうお菓子もいやだな。例えば「カルシウム強化」とかあっても日本ではそれが売りになっても、世界中どこでもで「カルシウム不足」な訳ではないので、あえて書かない。ビタミンの類いもそう。

コラーゲンとかは「コラーゲンは日本の女性にとても人気があります。」と言う風に書きます。海外では割高な日本のお菓子をあえて購入する人に「日本で人気」というのは結構響く言葉なんだそうです。
「トムとジェリー」を見ていた頃の事をなにげに思い出します。

年齢に勝てない事を実感する
もっとあげると、キリがないから今回はこの辺にして起きますが、前は半年に一度、毎回1回に100個くらい来ていたんです。
見本なので賞味期限どころか、消費期限も結構アブなかったりしますが、一応口にいれて確認します。

最初のうちは、いろいろ食べられて面白いばっかりだったのですが、年齢のせいか、お饅頭が10種類とかあると結構くるしい。一応違いを書き分けたいので、なるべくまとめて書きたい。つまり、一気に10個くらい食べる事になります。
そりゃ全部は食べませんが、味が解るくらいの量は食べます。

最近は100種類まとめると苦しいので、3ヶ月に1回50種類程度にしてもらってます。

毎回2キロずつ体重が増えるので、危険を感じ、いままで5人くらい試したけど、なかなか主旨を理解していただけなくてうまく行きません。まぁギャラもそんなに高く出せないので、仕方ないとも思います。

英訳も最初は、翻訳を依頼してたけど、最近は自動翻訳使っているようで、ローマ字になってるコピーとかも結構ある。
不思議な日本語の中国通販サイトとかと似た様なもん。そんなに利益が出る商売ではないので、それもいたしかたないか…。

それでもやっててよかったと思います
海外から問合せが来てると聞くととっても嬉しいですね。ちゃんと紹介できたのかどうかは解りませんが、一応役には立ってるらしい。
なんといっても、日本のお菓子を売る手伝いができるのは嬉しいし、子どもに自慢もできる。(もっとも子どもの興味は見本のお菓子の方ですが…)

今回は冬の物なので、チョコとか饅頭とか甘い物が多かったけど、仕事終わってから、少し食べるとどれも本当においしくいただけます。そうだよね、お菓子はまとめて食べるんじゃなくて「まだ食べたい」って思えるくらいが丁度いいよね。

とかいいつつ、年明けに入ってくるお菓子がちょっと楽しみだったりします。

また気が向けば続き書いて行きます。それでは!

お菓子の輸出をやっている柴田貿易さんのサイト
JAPANESE CONFECTIOERY SHIBATA TRADING CO., Ltd.