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退院しました

よたか2020.01.31 04:04:25



年末のフットサルで怪我した左手の親指の手術のために2泊3日の短期入院してました。
脱臼した親指は何とかもとの位置に戻ったものの、何本か切れていた靭帯を縫合する手術してきました。

整形外科の手術で入院なんて30年ぶり。前は内視鏡を使った膝の手術だったのでもっと楽でしたけど、今回は手術の内容を聞くとちょっと怖い。

朝イチから手術なので前の日から入院したのですけど、これは判断ミスだったかもしれません。

病室はほぼほぼ老人病院といった大部屋で『小遣い2,000円やるから、今から来い』と電話をかける人、かなり進んでいそうな認知症の人、やたらナースコールする構って爺さん。落ち着きません。

寝る時間にはイビキのフーガがはじまります。
しかもたまに止まるので、気になって仕方ありません。

看護士さんたちもちょっと表情にでてます。
後から聞いた話、この病棟で一番厄介な部屋の一つなんだとか。

結局ほとんど眠れずに朝になってしまいました。
点滴打たれて、車椅子で手術室まで運ばれて、手術台に寝かされます。

「麻酔しますよ〜」と気軽な声が掛けられると、脇の下あたりに針の感触。
そしていきなり自分の体の神経づたいに電気が走るような痛みが走った。しかも2回。
挙句肝心の親指が麻酔が効いてないようなので、肘からもう一本打たれてしまった。

やがて痛みがおさまるっと、近くの看護師が『曲選べますけど80年代? 90年代?』と二択で聞いてきた。何となく80年代と答えるとどこぞに『有線80年代お願いします』と電話を掛けてみえた。

手術室に有線放送なんて想像もしなかった。
それにしても、80's のJPOPは手術室に合わない。
申し訳ないとおもったけど、クラシックのピアノ曲を流して貰うことにした。
そうだよね、こっちの方が落ち着きます。

執刀医のほか研修医さんもいたようで、いちいち説明しながら手術されていました。
耳は聞こえるのでいろんな情報が入ってくる。

『この方向に開いて』『この靭帯が届かないからアンカーでつなぎます』『骨にドリルで穴開けるよ』などなど

もし見えてたらショックだろうな。
切開前に少しだけ見えた手さえも消毒液で茶色になっててきもち悪かった。

昨夜あまり寝てなかったせいもあって、そのうちに手術の解説聞きながら眠ってしまいました。結構キツい夢を見てた気がします。

手術がおわると、左手は包帯でぐるぐる巻きにされてました。右手で左手の指先を触っても何も感じません。自分の手じゃないみたい。気持ち悪い。

しかし動かない手って本当に邪魔で仕方ありません。
ぶつけると傷が開くので、右手で支えないといけないし結構重たい。
そして一番怖かったのは、肘関節の可動域がわからないこと。
この状態なら、逆に曲がってても絶対に気がつかない。そうして何も感じない左手を大事に抱えて病室にもどりました。

ブロック麻酔の強烈な刺激のせいもあって『このまま動かなかったらどうしよう』とか考えてたけど、9時間たってやっと動き出しました。ホッとした。

とはいえ、左手はほとんど使えないし、なるべく心臓より上にキープする必要もある。
ちょっとした衝撃で親指全体が痛くなる。

やっぱり2週間はレッスンもフットサルも無理だな。

こうして右手だけでキーボード打つのもストレスなんだけど、この2週間は本業を頑張ります。