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1月11日の授業について

よたか2006.01.11 04:33:20

いままで何本かデザインワークを経験してもらいましたが、商業印刷に適さないデザイン、データがいくつもありました。今日の授業はそれを踏まえて今迄作ったもののおさらいをし、“印刷できる”という事をあらためて考えて行きたいと思います。

印刷に適さないとは

1)印刷のシステムに適さない
トンボがないので見当があわない。マージンが少なく製本すると文字が消える。2つ折なのに左右の長さが違う。インクの総使用量が機械の限界を超えている。画像解像度が低い。RGBで指定してある。など印刷のする事が困難なデータを指します。

2)印刷の慣例上適さない
黒文字、黒罫が“ノセ(オーバープリント)”になっていない。文字が4色掛け合わせで指定されている。広い黒ベタがノセになっている。塗りたしがない。周囲のマージンが足りない。紙の際に罫線がある。など印刷物の体裁が保てないものを指します。

3)出力機や運用システム上適さない物
イラストレータの透明効果。マスクの使い方。特色の指定方法。フォント指定。など、これらについては、仕事内容、技術の進歩などで常に変更されます。

1と2については、デザインする時点(カンプの段階)で確認しておかなければなりません。3については、印刷データ制作時に気をつければいい場合がほとんどです。