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『舞子御前 :なめくじ祭りの夜』アップしました

よたか2014.09.30 23:41:53


この作品は、Pixivのグループ「第1回1週間小説コンテスト」のために書いた作品です。コンテストは5,000文字制限があったのですが、コンテストが終りましたので、8,000文字程度に書き直してコチラにアップさせていただきました。
pixiv:舞子御前 なめくじ祭りの夜
クランチマガジン:舞子御前 なめくじ祭りの夜
小説家になろう:舞子御前 なめくじ祭りの夜

このコンテストいくつかのお題を出されてその中から、2つ選んで組み合わせて1週間以内に書き上げると言った主旨のモノでPixivのグループ内で良く行われているローカルコンテストの1つです。

それで今回私が選んだお題が「静かな x なめくじ」だったので、検索かけてみて「岐阜のナメクジ祭」を見つけて題材に使ったわけです。三角関係というより、完全な横恋慕。しかもヒロインは“貞女の鑑”と言われた袈裟御前。

この話しを今の小学生に当てはめると面白いかも知れないと思って書き出すと、確かに書きやすい。
あぁ、筆がノルってこんな感じなのかなって再認識しちゃうほど書きやすかったので、結構早いタイミングでアップしたんです。

でもこの後が問題。

この題材、元々平家物語のスピンオフで、浄瑠璃、落語、小説、戯曲などで使われている。
芥川龍之介の掌編を読んだときはちょっと震えました。
そして、菊池寛の戯曲「袈裟の良人」は「地獄門」として映画化されてカンヌ国際映画祭でグランプリ取ってるじゃないですか。

そりゃ、そうですよね。こんないい題材、先人がほっておく訳がない。だけど、私もコンテスト用にアップしたので、手を入れる訳にいかない。そこで、コンテスト用はこのままアップしておいて、コンテスト終了後に書き直そうを準備をしました。

菊池寛の原作を読んで、地獄門を見て、落語を見て見ました。
しかし、どの作品を見ても登場人物の年齢の事や、現代との比較がなかった。そりゃそうです。地獄門なんて60年以上前の映画ですし、他の作品もしかりです。

だったら、このモチーフで“年齢の近い”小学生を使うのはアリかも知れないと感じました。
元々のストーリーに乗っかってる分、話しの抑揚は付けやすかった。だけど、ソコから先、オリジナリティーと言う事になるとキャラクターに頼る部分が大きかったですね。

特に舞子には助けられました。
舞子の性格についてほとんど書いてませんが、どんな女の子か伝わってると思います。そして、そんな舞子を男の子2人が好きになるのも伝わったのではないでしょうか?

あまり書くと、説明臭くなるのでこの辺で控えさせていただきますが、お楽しみいただけると幸いです。

追記:日程の都合で私はナメクジ祭を見たことがありません。来年は8月22日らしいので泊まりがけで行って来ようと思ってます。そのあと、描写とかが変わるかもしれませんがご容赦ください。