よたか2017.01.07 00:01:00
知り合いが2カ月ほど客先のお手伝いをして来たらしいのだけど、結構面白い話だったのでメモ代わりにブログにアップしておきます。なんでも「人が足りね〜」との事だったので、週末だけ行ったのだとか。
会員制の飲食店とは言っても風俗じゃなくて隠れ家的なレストランみたいな感じ。一度連れて行ってもらったけど『一見さんお断り』的な場所を想像してくれれば間違いありません。
詳細は書けませんけど、仕事は通常の飲食店よりも数段大変だったらしいです。
とにかく品数が多いくせにメニューがない。なので全部暗記しないといけないらしい。
週末バイトだけでこの作業量は割に会わないと思ったけど、それでも面白そうだったの必死に覚えたのだとか。
ガルパンの話をしてても『ダージリンの輸入は日本が一番多くて、午後の紅茶の無糖はダージリン70%なんだぞ』とか言い出す始末。どうやらそれなりに楽しんでいるらしい。
彼も同業者なので自宅仕事が多く引きこもりがちだったので、毎日違うお客さんとお話するのは楽しかったらしい。料理の蘊蓄を語ったりするのも、ちょっとした事でウケるのも気持ち良かったんだとか。
『人の笑顔って本当に力になるんだぜ』とか自慢げに語ってました。
そんな彼が『もう辞める』と言ったときはちょっとだけど驚きました。
「楽しそうにしてたじゃん」
「そうそう。仕事は楽しかったけど、職場がねぇキツイ」
どういう事か聞いてみると、同僚と上手くいってないらしい。
マニュアルも無く、みんなバラバラの指示を出す。気を効かせて何かやっても「余計な事はするな」と言われるらしい。
挙げ句の果てにホームルームの吊るし上げみたいに集中的に責められるんだとか。
一事が万事そんな感じだったらしい。
忙しくて人も足りないので、みんなピリピリしてるんだと想像したけど、週末だけのバイト虐めるのってどうよ。
あと業務システムの内容を聞いてちょっと寒気がした。とにかくよく落ちるのだとか。それで仕事が遅れる事も少なくないらしい。
あぁ、俺も昔同じシステム使っててやっちまった事あったよなぁ。
「LANとか、システムの不具合は見えたけど絶対に手を出さなかったもん」
そうそう。それ絶対手を出しちゃダメなパターンだ。
他にもSNSのタイムラインを読むのは必須とか、メッセンジャーでの業務連絡など、やりにくくて仕方なかったんだとか。
「他の従業員は店のためにすべてを捧げている感じがするけど、週末バイトの俺には酷だわ」
結局、平日は別の仕事をするために時間を使えない彼が、全日勤務の従業員たちから見ると歯がゆかったのでしょうね。
彼の話を聞いて、絶対バイトしたくねぇと思ってしまいました。