よたか2015.06.16 19:40:32
前から一度行きたかった靖国神社に行って来ました。鳥居がデカいくらいで、基本的には他の神社と変わらないので、普通にお参りしたしおみくじも引いた。
でも参道から神殿まではとても威圧感があって、なんとなくヨーロッパの教会の雰囲気に近いモノを感じた。
太宰府天満宮や、熱田神宮のような親しみやすさが感じられない、重いというか、少し息苦しささえ感じる。
戦没者を合祀しているとか、海外から非難の対象になっているとか、そういう先入観からかもしれない。
意外だと思ったのは、英語圏の方が何人も見えた事。
アメリカはもとよりイギリスやオーストラリアだって大戦時にはいい記憶はないはずなのに、どうしてココに来てるんだろう?
一応、お参りを済ませたあと、あまり時間はなかったけど「遊就館」へ見学に行きました。
遊就館には戦時中の貴重な資料がたくさんあるとの事なのでかなり期待をしていました。
たしかに見たいモノ見る事ができました。
以前見たのは21型でしたが、零戦(れいせん)52型も初めて見ました。ちなみにゼロ戦という呼び方は米軍が付けたコードネームなので、個人的に嫌いです。
彗星爆撃機も、桜花も、回天も見れたし満足です。
あと、ガルパンで活躍してる九七中戦車の実車も初めて見ました。思ったよりも小さくて、松本零士の言う「鉄の棺桶」と言う意味がよくわかりました。
コレでM4シャーマンと戦っていたかと思うとゾッとします。
他にも見たいものがたくさん見れてソコについては満足してるんですけど、展示の仕方や見出しの付け方について、正直な所残念な気持ちしか残りません。
先にも書きましたが、時間がなかったので細かい部分まで見る事ができませんでしたが、全体的に戦死者を美談で片付けようとしている感じがするんです。
合祀されているとは言っても、親族はまだ生きて見える方も多いと思いますので、下手な事はできないとは思いますが、遺族にあてた手紙と遺影を並べたりして「国を守るために命を捧げた」演出が行き過ぎている気がしてならないのです。
靖国神社は平和を祈る神社だと聞きました。
ならば、無理矢理書かされたかもしれない手紙を使うのは違う気がするんです。
あと、特攻隊についても「初めての戦果」とか割りと大きく書いてあったんですけど、特攻した人もそうですがアメリカにも亡くなった人も居るので、もう少し配慮があってもいいとも感じます。
いずれにせよ、靖国神社というか、この「遊就館」という施設については、海外から非難があってもある程度は仕方ないかもしれません。
ただ靖国神社という「宗教法人」に対して、国が介入するのは望ましくないと思いますので、なんともならないと思いますが、一定のスタンスはおくべきなのかもしれないと思います。