よたか2013.08.01 02:31:17
なんとなく始まった７月。毎年この時期少し売上げも落ちるし、覚悟していたのですが、今年は８月に大きめな仕事が入ってるので、あまり引っぱりそうな仕事は入れられない。それに、今月は「自主制作映画」の撮影予定もあったので、割と時間を空けていたんです。
映画の方、撮影場所が確保できずにボツになってしまったけど、今月はどうしても時間をかけてやりたい事があった。
長編小説書きたかった。
まぁ『今月』と言うよりも半年くらいかけて、書き出しを書いてたので、仕上げると言った方が正しいのかも知れませんけど、とにかく投稿する為に７月中に書き上げる事にしたんです。
小説の方は一応プロットも、裏設定も、技術的な裏付けもできてたので、アウトプットにはそれ程時間が掛かるとは思ってなかったんだけど甘かった。
いや、掛かった。掛かりましたよ。
最低投稿枚数、原稿用紙350枚分以上……。
なんて量だ。他の賞の倍以上の分量。今までと同じ書き方では、絶対足りない。というか、頭の中で追いかけられない。
分量が少ないと、ストーリーを頭の中で追いながらどんどん書いて行けるけど、ココまで枚数が増えると、伏線とか置きっぱなしでそのまま忘れて100ページ進んで、ふと気がついたりする。
伏線でそれだから、設定と時間の経過もだんだん混乱してあやしくなって来る。
コレのせいで、２回も全部書き直ししちゃいました。
そう言うわけで、今回は今までと全然違う書き方をしてみたんです。
文法も、時勢も、人称も、なにも意識せずに１章、だいたい10ページ以上書き進めて、関連する部分と読み合わせて、清書し直していきます。
いつもより倍くらいの時間は掛かるけど、文章としては今までの中では、満足できる上がりになったと思います。
さて、こんな感じで時間十分残して書き上げたと思って、たんですけど、計算すると、何となくおかしい。原稿用紙で25枚分足りない……。
どうやら、一気にエピソード省いたのを忘れててそのまま進めていたらしい。時間は３日しかないのに、１万文字分どうやって追加するか？
全体を通して描写を増やしてみたけど、これで2,000文字増えただけ。
仕方なく、ラストシーン間近の心理描写を付け加えて間に合わせた。
全体として、違和感は無いはず。プリントアウトして読み直してもかなり違和感が消えてる。気がつく限りの誤字脱字も直した。
細かい作業が続く中、正直何度も妥協しかけたけど、以前師匠が言った言葉を思い出して、なんとか踏ん張った。
「神は細部に宿る」
小説の原稿で『細部』というのであれば、この辺の誤字脱字、文法のミスあたりだと思うんだけど、とにかく気がつく限り修正してプリントアウトしてレターパックで発送した。
雨が降っていたので、ビニルに包んでレターパックに入れた。
途中プリンタが壊れて、出力のバランスが悪くなったけど時間的に、予算的にここは諦めざるおえない。ちょっと悔しい。
なんと言っても、200枚近い出力。全部出し直しはちょっと辛い。
途中の校正の時だって、縮小してA3に４面つけしてやってたくらいですもん。
そんなこんなで、なんとか投稿して、レターパックの受け取りで先方が受け取ったのを確認して、やっと書き上げた充実感に浸れた。
でも、月末に突っ込みの仕事が入って来て結局夕べは寝てないんです。
小説の原稿は書いてたけど、お金になるわけではないので、やはり本業をおろそかにはできない。少々キツくても当然受けます。
結局納期が遅れてしまって迷惑かけてしまい少し凹んでます。けど、なんとか、引き継げて良かった。
でも、T木さん。本当にごめんなさい。
明日からというか、これ書いてる時点でもう８月。今日からシステム構築の仕事が始まる。今日中に日程を出さないと怒られちゃう。
脳みそスイッチがプログラム側にスイッチさせないと仕事できないから、今月はなにも原稿掛けそうにないなぁ。
だけど、それも小説のネタにできると思うんですけどね。
実際、今までにも交流会で出会った「トレーダー」の人の話しとか、セミナーで聴いた「人身売買」の話し「原発のタウンミーティング」で会った人から聞いた話がネタになってきましたからね。
私は書くだけが小説じゃないと思うようにしてます。
それでも、アウトプット中は、極力他の作品を読まないようにしてます。
絶対何かしら影響受けちゃいますからね。特に言い回しとかね。「汐宮栞」なみに引っぱられる。
今読みたいのは「暦物語」「人類は衰退しました７」「十二国記：丕緒の鳥（文庫）」などなど、あと読みかけの、「青のフェルマータ」も読みたい本が一杯です。
さてさて、７月の記録はこれくらいにしておいて、今晩はこの辺で寝ます。
おやすみなさい……。
