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NHK青春リアルのトピック「食料自給率」を上げようについて

よたか2010.06.19 00:04:00

日本が惜敗したワールドカップの予選リーグ。
オランダのユニの胸に何故日の丸がついているのか疑問に思いつつ見てた試合。
それからつづきで「青春リアル」とか言う番組を見てました。

今回の話は、「日本の食料自給率を100%にする“政策”いっしょに考えてくれませんか?」と言った内容。

180ものコメントを全部読む気力もないので、かいつまんで読んでみると、
「食料を海外に依存するのは危険なので、自給率を上げよう!、そのために高くても国産の物を選ぼう」という発信者(農水省官僚)に対して、
「国産にするメリットがわからない」と言う内容が多いような気がする。

仕事が忙しくても、そこそこ給料をもらえる「お役人」は「高くても…」なんて言えるかもしれないけど、毎月ギリギリで生活している自営業者からすると、何言ってんのって感じ。

でも、自給率を上げる「メリット」とか言って、損得で考えるのもどうかと思う。だけど、あえて損得で考えてみる見ます。

どんな食べ物を作るにしても、生産する為には「水」が必要なわけで、食糧を輸入すると言う事は、その土地の「水」を輸入していると置き換える事が出来るそうです。これを「ヴァーチャルウォーター」と言うらしいのですが、ヴァーチャルウォーターの輸入について日本はダントツなんだとか。

詳細は省くけど、水の少ない国でつくられた食糧を輸入するという事は、その国の水を「買い叩いて」いるに等しいのではないでしょうか?

まだまだ経済的に豊かな国なので、「日本の為」にそんな事もできるでしょうが、いつまでもそんな事が出来るとも思えません。

ついでにいうと、輸入の為には燃料も必要です。これも同様ですね。円が弱くなれば、燃料代が高くなって、輸入したくても輸入出来なくなるでしょう。
これに近いワードとして「フードマイレージ」と言うのがあります。
生産地から、消費地までの距離の事らしいのですが、言うまでもなくこちらも日本はダントツです。

コメントの中に「60%も輸入できる関係を築いている方が大事」なんて書いてあるけど、これこそ「金の切れ目が縁の切れ目」になる事は目に見えてます。

日本の食生活が輸入に頼らなければならなくなったのは、アメリカの都合で押し付けられた豚と小麦とか、行き過ぎた商品の規格化、無意味な製品の乱発の結果ではなのでは?

結果、せっかく輸入された食べ物が廃棄される事になってしまうのも「本当は必要のない食糧」だったからではないのでしょうか?


まぁ、こんな事真剣に考えなくても、日本の経済力は少しずつ落ちているし、ほっといても無駄な輸入は減って行くと思うんですよ。
幸いにして放り出された農作地はそこそこあるようなので、一時的に生産能力は落ちてもなんとか持ちこたえる事はできる様な気がします。

でも、その頃は、コーヒーが飲めなかったり、バナナを食べる事ができなかったりしているのかもしれません。


生活の多様化とか、選択肢が増えたのはいい事とかそんな事言って、こういった問題に対処出来てないのって日本だけなのではないでしょうか?


最後になりましたが、世界で生産されている穀物を効率よく分配すれば、飢餓で苦しむ人は居なくなるのだそうです。


追伸:いろいろ書いてますが、個人の日記程度の内容なので、出典とか求められても困ります。
多分どこかにあると思いますので、気になった方はご自分で探してみてください。