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昨日、第58回「旭美展」に行ってきました

よたか2009.12.10 09:13:49

今年も行って来ました。旭美展。
昨年の空き箱の山の印象があまりに強過ぎたので、そんなのを期待していたのですが、今年はいたって「まとも(?)」な感じです。

おちついているというか、うん。上手だねぇ。

なんか幻想的というか、内面的な作品が多いよね。この年代だからなのかな?

おなじフロアでやっていた、大人の洋画サークルの洋々展では風景とか静物が多かったのでとっても対照的に感じました。

その中で私が一番気に入ったのは「こたつ」かな。
小学生に上がる前の子どもが描く様な構図でこたつを中心に家族を描いているのですが、とってもほっとできる感じです。
隣にある自画像から見るとそんな感じの女の子なんだろうなぁって勝手に想像してしまいます。

奥のギャラリーの倒木(作品名は忘れた)。チャックがついててそこから枝が伸びてる。
全体というよりも、寄って撮影してトリミングすればなにかに使えそうな感じ。でも、使うにしても、倒木から枯れ枝が生えているんじゃちょっと面白みに欠けるかも。
できれば、閉じてるファスナーとかあるともっと「使える」と思ったんだけど。彼らはそんな事考えてないよね。きっと。

枯木といえば、枯死という作品。飢えの為に力つきた人間の頭から枯枝が伸びてるんだけど、もう少しオブラートに包んでくれると見やすいんだけど、このストレートなパワーが若さなんでしょうね。

はやりというか、なんというか「地下鉄戦隊なんとか…」ってやつありきたりなんだけど、好きでやってる感じがとってもいいよね。
やはりこんなエネルギーが足りなくなっているので、ちょっとうらやましい。

「冷蔵庫」大きさは違っても昨年の「空き箱の山」に匹敵するシュールさ。時間がなくて、せっかくのムービーを見る事が出来なかったのですが、もう少しちゃんと見たかった。

ギャラリーに向かう通路の一番おくに受付があるのですが、その通路を歩く間中女の子たちがずっと見ててちょっと歩きにくい。きっと学生の父兄だと思われたんだろうな。

同じ時期、入場無料で行われている作品展も結構あるので、ぶらっとまわってみても結構楽しめます。

先にちょっと書いた洋々展の他、東海かな、ブラッシュなんとかとかの書道展もなかなか面白かったですよ。

洋々展の「春の安曇野」は飾りたくなるくらいの風景画でしたし、東海かなで戴いた直筆のしおりも上品でいい感じでした。

美術はお金がなくても結構楽しめるものです。

そうそう、今日17:30から中日ビルでゴスペルです。
私は行けるかどうか微妙なところだけど、音楽も無料で楽しめますからお時間のある方聞きに来てくださいね。