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娘は模擬裁判の裁判長でした。

よたか2009.01.23 12:19:39

娘にとって小学校最後の授業参観。娘の小学校は「終日授業参観」なのでどの時間に行ってもいいのですが、後の事があるので、1時間目の社会の時間に行って来ました。

教室についたのは、授業が始まる前。丁度卒業式の歌の練習をしてました。ところどころはずしてたり、楽譜見る為に下を見てはいるものの、とっても上手。

1時限目のチャイムのあと、裁判所に見学に行って来た子どもたちの発表とクイズ。
「3審が行われる裁判所は?1.最高裁判所、2.最強裁判所、3.高等裁判所」
最強裁判所でもいいなぁ。

教室の後ろには、冬休みの書道の宿題が掲示されてます

好きな四文字熟語を選ぶとき、娘はのんびりほのぼのが自分らしいという理由から、
「春風駘蕩」と書いてました。

「花鳥風月」さすがに女の子に人気がありますね。
「六道輪廻」とかあったけど 書いた子はきっと「リボーン」が好きなのでしょう。


さていよいよ模擬裁判の時間

正直、模擬裁判といえど、学芸会の主役みたいなもんなので、ちょっとドキドキします。
「春風駘蕩」とか言ってる娘がそんな役やるなんて…。

親の心配をよそに「裁判」は始まります。

「コンビニ岡崎ストア」に強盗に入った「名古屋太郎」がレジから7,000円奪って逃走中に店主の胸を蹴って1週間の怪我をさせたと言うもの。

なんか、金額とかやたらリアル。どうも、見学に行った時にやっていた裁判が元になっていたようです。

被告の「名古屋太郎」は親の入院費(50万円程度)欲しさに犯行に及んだそうです。

検察の求刑は懲役6年。ながっ!

さて、ココから証人とか出て来て、生活の窮状を訴えます。被告の「名古屋太郎」は勤めていた会社が倒産したとか、母親が寝たきりだとか、弟の「名古屋一郎」もアルバイトだからお金がないとか…。

どんな裁判を見て来たのか手に取るように解る「名演技」。

そして、判決は「懲役3年、執行猶予5年」となりました。“実際の判決”に執行猶予は付かなかったのだとか。

そして審議。「可哀想だし、働き手がいなくなると家庭が大変なので、執行猶予を付けたい」と言う意見があり、なんと検察役の子たちまで同じ意見でした。

私は、そのままだと「名古屋太郎」は、もう一回なにかやりそうな気がしましたので、「異議あり!」とか言いたかったけど、傍聴席に居るいい大人なので我慢しました。

できれば“実刑になった実際の判決”の意味を尊重して欲しいとも思いましたが、限られた時間の中で、裁判の流れを知るにはとってもいい授業だったと思います。


帰って来た娘にその事を話すと「バカ」と一言いわれました。

もう少ししたら制服なんだね。