よたか2008.12.27 23:38:00
名響でステージに立つのもこれで3回目。なんとなくやらなきゃ行けない事もわかって来た感じとは言っても、とにかく間違えそうな箇所のチェックと、発声しかやってないけど…。アニメのお城の様な芸創センター
会場の「名古屋市芸術創造センター」には初めて入るのですが、前を通るたびに、変わった外観だな〜ってずっと思ってましたが、内部も変わってる。アニメのお城みたいな入組んだ階段。きっと避難誘導が大変だろうな。
中の部屋も六角形の部屋がいくつかある。この日、楽屋で使った地下2階の「練習室1」も六角形の部屋。
リハーサル後、松屋で昼食をとってから、この「楽屋」に荷物だけ置いて来たのですが、宇宙船のハッチの様な(って見た事ないけど)重い扉を引いて開けると、防音用のストライプの壁。なかなかカッコイイ。
壁のひとつは前面ガラスで「バー」が固定されている。立てかけてある白いボードには「フラメンコボード」と書いてある。どうもダンス用の練習室の様です。
しかし、どんなにカッコイイ部屋でもなにも無いと居心地悪いので、更衣室から机と椅子を持ち出して居場所を作る、面倒見のいいイトーさんたち。
いよいよ歌います
このあと中抜けし、一仕事終えて少し寝てから戻るのですが、時間がギリギリ。発声は少しやっていたので何とかなる事にして…。着替えて舞台袖へ向かう。
男声パートは舞台の中央。今日のテノール5名。他がしっかりしてくれるので、安心して最前列にならぶ。
最初の頃は、割と後ろに行きたがるけど、後ろが同じパートならば自分が見失った時にすぐに戻れるので、後ろから押してもらえる前の方が断然楽に歌えるんです。ただ、指揮者と目が合うとちょっとビクッとなります。
クラシックは動かない前提だけど、ゴスペルみたいに振りがあると最前列はつらいかな?
この日、歌うのはヘンデルの「Messiah」から抜粋した5曲(他にソロが数曲)
- 4.And the glory of the Lord
- 12.For unto us a Child is born
- 17.Glory to God in the highest
- 44.Hallelujah
- 53.Amenのみ
最初から飛ばさないのが大人の余裕?
前にハレルヤの途中で歌えなくなったので、今日は少し声を抑え気味…ってか、喉に負担がかからないように気をつけて歌いはじめる。
4番はいつも間違う、Bの「hath spoken it」の所クリアできた。いい感じのスタート。
今日はベースの音に惑わされずに聴けてるし、出だしまでタイミング取れる。曲の最後はちゃんと顔もあげられた。かなり余裕!
以前、水野先生が「ベースは全体を優しくつつみ込むように」と言ってたけど、このベースに乗っかって歌う感じの事かなぁ?
12も終わり、次の17の出だしの「Glory to God,」が結構難しい。6割くらい音が取れてないので、途中で合わせてしまう事があるのですが、この日も音が違った。やっちゃった!
音変えると目立つので、声を絞って、2小節目から出直す。こちらは上手く合わせられた。
ベースはこの出だしがなかったので、テノールに変わった時に一番歌いたかったところなのにいつまで立っても上手くスタートできなかった。何度も練習してるのになぁ。
あとは上の「ラ」の音かな?一音ずつなら何とかでるけど、歌の途中はほとんど出てないので、かなり注意してたけど、やっぱり出せてなかった。
この辺はもっと発声の練習とかいるんだろうな。
さて、前回つぶれてしまった「ハレルヤ」は、ソリストさんたちが前にならんでくれたのですごくリラックスできて歌えたし、後ろのツンちゃんとN目さんのおかげで気持ちよく歌う事が出来ました。
そして、今回もっとも大変だったアーメンコーラス。途中でつぶれたらベースを歌う覚悟で歌いはじめたのですが、後ろの2人に押してもらったので、途中遭難しかかる物の何とか持ちこたえて最後まで歌えた。
テノールに変わって初めて最後まで歌えたんじゃないかなぁ。ってこんな事でいいのか?
最後は、アメージンググレース。ゴスペルの時のパート別でもいいという事でゴスペル組はだいたいベースかテノールを歌っているのですが、私は「ちゃんと憶えてない」ので、歌詞カードみてソプラノパートを歌ってました。
鈴木先生から誉められた!
すべて終わって舞台袖に下がる時にソリストの方立ちが立っていてくれて「おつかれさま」と声をかけてくれました。
ソプラノの鈴木先生が「テノールがんばったね。ちゃんと歌えてたよ。」って言ってくれた瞬間、グッと胸に込み上げてきたんです。年甲斐もなく泣きそうになりました。いや、それだけ嬉しかったんです。
楽譜もなかなか読めないまま、指で追いかけながらの歌の練習も楽ではないし、時間のやりくりも思うようにならない。でもそれを誉められる事もあまりない。
伊藤先生に誉められたのは2回かな?(少ないからちゃんと憶えてられます)それだけに鈴木先生に誉められた事がうれしくて、来年のモーツアルトのレクイエム頑張って歌う気力が出て来ました。
鈴木先生にしてみると、それほど大意があったのではないかもしれませんが、それだけになにげない「誉め言葉」が大切だと身をもって知る事が出来ました。鈴木先生本当にありがとうございます。
みんなありがとう
下手な私の練習につきあってくれたテノールのN目さん、ツンちゃん、徹底的に集中指導してくれた伊藤先生、水野先生、そして名響コーラスのみんな。本当にありがとうございました。次のモツレクも一緒にがんばって歌いましょう。