よたか2011.07.26 19:55:24
諸般の事情で、13話が放送されなかったらしい「電波女と青春男」のラストシーンが気になって仕方なかったので、電波女と青春男の原作3巻を読みました。アニメ1話で出て来た駅前のモニュメントとか、
久屋大通りを思わせる通学路とか、
きっと名古屋だよね。
そう思ってたんですけど、
前川さんのおにぎりのシーンで
「こっちだと、……」「ひつまぶし?」ってところで
やっぱり名古屋だと確信もててちょっとすっきり。
でも「有料の大きな橋」とかいろいろピンとこない所もあるんだけど、まぁフィクションだし。
ところで、作者の入間人間さんの描写って、結構好きなんです。
「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の時は、その描写のせいで気持ち悪くて3巻で読むのを辞めたけど、コッチは心地よく読み進める事ができるのがいいですね。
エリオや社の素顔のシーンなんてとても幻想的できれいだし、
真の心理描写は、自分自身に思い当たる部分が多すぎて、納得したり、恥ずかしくなったりします。
セリフについては賛否あると思うけど、わたしは、読んでて鬱陶しくない程度なのでOK。
でも、気になる人は気になるだろうな。
はやく、アニメの続きを読みたかったので、1、2巻を飛ばして読んだのですけど、真とエリオの距離がアニメほど近くないんですよね。
アニメだと、兄妹より近く表現されているように感じたので、端々に不自然さを感じたけど、原作だと、エリオに距離を取ろうとしている真の心理が書かれているので、それぞれの反応に納得してしまいます。
お祭りの場面とか、結構細かくてそれなりに面白かったし、
階段の上の神社で流星群をエリオを二人で見てるシーンなんて本当に奇麗なのに、
そこに割り込むように登場する「星宮社」。
流星群で奇麗にしめるのもありかなって思っていたところで、全ての伏線を回収するように星宮社が登場して、一気にクライマックス。
やっぱり、今回はこの人が出て来て終らないとね。
出て来てくれて本当に安心しました。
「時魔法で例えるならメテオ、特技なら石つぶて」なるほどねぇ、それで隕石を落とすのは、極端すぎだなぁ、ちょっとこじつけかなぁって思う事も少なくないけど、
真のモノローグに「うん、うん」とか頷きながら読んで中々楽しく読み終えました。
とにかく、色々すごくすっきりした感じ。
アニメで不満な方、是非読む事をお勧めします。