よたか2011.05.03 21:19:45
やっと、「新約 とある魔術の禁書目録」読みました。全体的な感想としては、番外編プラスといった感じですが、闘い方がなんだか何でもアリになってきて歯止め聞かない感じになりつつあります。
今回、浜面、一方通行が共闘する過程がメインだったせいか、「ヒロイン」と呼べる立ち位置の娘が居なくてちょっと物足りなさはあるます。
上条の出番がない分、インデックスさんも、御琴ちゃんも凹んで通り過ぎる描写が一回ずつあるていど。
そう考えるといままでこの2人がいかに魅力的なキャラだったのかをあらためてわかりますねぇ。
「第三次世界大戦」のあとの世界、学園都市の力が強くなって「均衡」が崩れかけた世界の話。
ミサカワーストとフレメアが見所かな?
アオサイを着た「ミサカワースト」の描写はなかなか可愛かった。
でもこれを「かわいい」と表現すると言う事は、すこしSっぽい気がする。
んー、精神的にちょっとヤバいかも…。
とも思わなくもないけど、その辺を狙ってるんだろうな。
「ネタばれ」と言うほどでもないけど、今回の話、再結成された「アイテム」がポイントになってるわりに、麦野と滝壺がイマイチ活きてないよね。
特に、麦野の覚悟は、もっと書く必要があるとおもうんだけどな。
でも、きっと麦野とフレメアを登場させている以上、次以降の話できっとなにか絡みを準備していると期待しておきます。
いままでのヒロイン。
オルソラ、アニェーゼ、姫神、吹寄、五和…。あとレッサーも入れてもいい。
が登場した話に比べると明らかにパワー不足を感じてしまいます。
敵役として登場した、ヴェント、オリアナから比べると、
せっかくサイボーグとして登場した「黒夜海鳥」は、ちょっと弱い感じ。
第一彼女って最期どうなったんでしょう?
中途半端な対応がまずかったって話を続けたんだから、ここはちゃんと決着つけて欲しかった。
今回の話は新しい展開のつなぎ的な話だし、
展開的には、こんなもんかなとも思いますが、
不思議能力を持たない「浜面」が活躍する戦闘シーンは、ハリウッドのアクション映画みたいで楽しかった。
ネタばれ覚悟で書かせてもらうと、
最期に登場する「上条」さんが「浜面」と「一方通行」に解説を始める所で話しが終るんだけど、
正直唸ってしまった。
そう、はるか昔。私が小学生の頃。
車田正美の「リングにかけろ」で「世界ジュニア」の話が始まった話を思い出してしまった。
新しい敵ってなんだよ。
ベジータか?
次の話に引っ張るって言う意味では成功だろうけど…。
どちらかというと、自らハードルをあげているだけに見えなくもない。
さて次回、麦野とフレメアの事、新しい敵、約束を破った上層部との駆け引きが見所でしょうか?
ちょっと意地悪な気分で次の新約2巻目を待ちたいと思います。
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