よたか2010.07.18 01:02:56
なにが一番かと言うと、やっぱり「化物語の1話のオープニング」が理解できてすっきりした!
内容的には、シリーズ中もっともアクションシーンが多くて面白いけど…
コナン君なみに後ヅケっぽいご都合主義が鼻につく感じ。
ちょっと、アメリカのB級ホラーの匂いがする。
「吸血鬼」なんて作品によって設定がえらく違う。
「ダンスインザバンパイアバンド」の吸血鬼は組織化されて、十字架に弱く無い。大陽の下でも歩き回れるジェルや、空腹を満たす人工血液を開発したりもする。
比べてこちらは「古典的」と言えなくないけど、それはそれでいいのかも知れないけど「吸血鬼が人間に戻る方法」なんて図書館で調べて解る事なのかなぁ。
一体どんな図書館なんだろう?
「ローゼンメイデン」でも「幻の人形」についての記述がある本が図書館でそうやすやすと見つかるのもちょっとなぁって思ってたんだよね。
図書館ってどんな便利スペースなんだ。
他にも気になる処はあるけど「そんな偶然も必然」と割り切って読み進めると楽しくは読める。
なんといってもアクションシーンが面白い。
砲丸を投げつけて、グランドローラー投げつけて、でかい十字架投げつけられて、何キロもジャンプして移動したり、切り落とした腕が瞬時に再生したり…。
ちょっと大げさすぎるけど、絵が無いので逆に迫力が出て来る。
原作が漫画だと陳腐だろうな。
自分の体を切り裂いて刀を出し入れしたり、指を突っ込んで頭をかき回して記憶を辿ったり「当人たち」はアニメ化できないと嘆いていたけど「するがモンキー」の対戦シーンから比べると数段ましな気がする。
結局アララギは中途半端な同情から、ハートアンダーブレードを助けて、ハッキリ決着を付ける事が出来ずに、ハートアンダーブレードの血を吸って終わらせてしまう。
先送りの結末が日本人らしくてとてもいい感じ。
この辺はアメリカのB級ホラーには真似出来ないところ。
全作品のプロローグ部分の話なので「余韻を残して終わらせた」という事でいいのかな?
でもね、どうしても納得いかないところがある。
アララギは羽川からパンツもらったり、体育倉庫でブラ外させたりしたのに「ただの友達」だと?
人付き合いが下手でもほどがある。
これではあまりに羽川がかわいそう。
なのに「つばさキャット」の「羽川の弱さなんだ」ってセリフはねーよな。「猫」でなくても怒りたくなります。
あれ、なんかアララギが急に嫌いになってきたぞ。