よたか2010.06.05 07:02:59
内容は期待出来ないけど、絵が奇麗だから見ておこうかな。って感じで見始めたエンジェルビーツですが、今では、夜中の2:00にリアルで見てしまう深夜アニメになってしまいました。
「超強いおとぼけ天使」で引きつけておいて、いつの間にかストーリ部分を見せられてしまう感じといえばいいのでしょうか?
最初、花澤香菜の出番が少なすぎて物足りなかったけど、それだけにセリフの1つ1つが記憶に残ってしまう。
青春時代をまともに送る事が出来ずに亡くなった者たちの場所である「学園」。
私には、この学園って「地獄」のようにも「極楽」のようにも感じます。
宗派に寄るのかもしれませんが、なんでも「地獄」も「極楽」も同じような場所で、其所に居る(?)者の意識だけでどちらにでも転ぶのだとか。
天使の事を邪魔だと思うのであれば、闘い続けなければならない「地獄」であり、天使の事を聞き入れて平穏に過ごせば「極楽」にも変わる。
まぁ、現世でも同様なのでしょうけど。
話の中では、自分の人生が価値ある物だと気づく事が出来れば、成仏…消える 事が出来るようですが、気づかなければいつまでも生き続けてしまう世界。
現実の人生とは逆説的な感じさえも受けますが、登場人物たちの人生に価値を見いだす事で「あなたの人生にも価値があるんだよ」って言われている様な気がします。
さて、いつも気になる「ユリ」の立ち位置ですが、どうも彼女の願いは「戦って誰かを守り抜きたい」ような気がするんですが、これって考えようによってはすごく厄介。
だって、戦う為には「敵」が必要な訳で、天使が敵のウチは、強くても、すくなくとも好戦的ではなかったから「守り抜く」と言うにはちょっとニュアンスが違う。
相手が、直井や、黒い天使になると、歯が立たない。
これじゃ、幼いときの記憶のまま。
もしかしたら、来週出て来る「影」って「ユリ」自信が無意識のウチに作った「敵」ではないのかと思ってしまう。
とすると「ユリ」自身がその事に気づいてラストってことになるのか?
でも、クラナドにしろ、Airにしろ、最後はぶっとぶくらい飛躍した話で終わってるしなぁ。
今回は、最初からぶっ飛んだ設定なので、もっと飛躍したラストになるんだろうなぁ。