よたか2020.01.02 03:21:56
昨年蹴り納めのフットサルの時にキーパーに入っていたのですが、左手を弾かれて左親指を脱臼してしまいました。
ボールが当たった時に指が痛いのはたまにあるので、それほど気にはしなかったのだけど左手を見た時にビビった。
親指があらぬ方向を向いている。気が遠くなりかけた。
「ちょっとヤバいから、先に帰ります」そう言い残して。笑顔を作ってグラウンドを後にしました。
敷地の外に出たところで、一緒に来ていた娘に頼んで救急車を呼んでもらった。
脱臼くらいで救急車を呼ぶのはかなり気が引けたんだけど、ここまで変形していると、早いこと処置してもらわないと手術になりかねない。
もし手術になったら1ヶ月くらいは水に入れないだろうから、呼んじゃいました。
結果的に呼んで良かったと思ってます。
・土曜日、しかも年末に空いてる整形外科なんて探せやしない。
・もし見つかっても、自力で行ったら後回しにされちゃう。
・後回しにされたら、手術になる可能性があがる。
それで中京病院に連れて行ってもらったのだけど、これはとてもラッキーだった。
整形外科に手の専門医がいるらしく、対応してくれた先生がその人に師事してみえるらしい。
「他の指の脱臼は簡単に入るけど、親指はかなり難しいんですよ」
こんな脱臼は1年に1回あるかないかなんだとか。この脱臼についても「ちゃんと入れるかわかりません」と前置きされた。
ちなみに手順は3段階だそうです。
1)麻酔をかけずに〝引っ張って〟親指を入れる。当然かなり痛い。
2)全身麻酔で親指を入れる。完全に1日潰れる。
3)手術で切開してつなぎ直す。傷が癒えるまで水につけるわけにはいかない。
「どうします?」と聞かれたので「麻酔をかけずに入れてください」とお願いしました。
袖口を思いっきり噛み締めて、3人がかりで抑え込まれて、親指を引っ張られて元の位置に納めてもらいました。
いや痛かった。こんなに痛いのは何年ぶりだろう。
親指を引っ張られていた時に足をばたつかせていたのを覚えてる。
『つき指を引っ張って治す』なんて伝説があったけど、この処置のことを指しているんだったら完全に間違いだとつくづく感じた。
こんな芸当、素人じゃ無理。医者でもちゃんとできるかどうかわからない。
実際担当してくれた医者も「前回は入らなかったのですぐに手術しました」と言ってました。
左手の親指の付け根がみるみる腫れて来て、だんだん痛みが増してきた。
これは覚えがある。内出血して炎症が酷くなってる痛みだ。まだ力は入らないけど、なんとなく治りそうな気がしてきて、ちょっと安心した。
「処置が遅れてたら、もっと難しかったでしょうね」
救急車を呼んで正解だったと思います。
4日のレッスンは大丈夫みたいです。
よかった。
今度からフットサルやるときは、集中を切らさずにプレーします。