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日本女子が決勝に進んで、女子サッカーのイメージが変わりましたね。 FIFA Womens World Cup 2011

よたか2011.07.14 06:24:13

日本女子が決勝まで進みました。信じられません。いや、本当にすごいですね。

いままで、女子サッカーって、放り込んで体まかせになんとかするか、上手い選手が切り崩すか、後半は足が止まって、ミスが増えて単調になってしまうイメージがあり、あまり面白いと思った事がないんですけど、今回の日本はそんなイメージを払拭してしまいましたね。

決勝に残ったチームでも、DFが揃ってなかったり、後半動いてなかったりしてたチームがいくつかありました。
それって、男子の試合からするとダメな事なので、やっぱりレベルが低く感じてしまう。

でも、今回の日本女子のサッカーは、ミス減らしたパスサッカーを続けて来てたし、勝ってても最後まで動く事をやめませんでした。
あぁ女子サッカーのレベルがひとつ上がっていくのを目の当たりにした気分です。

女子サッカーは、3強時代といわれてて、ドイツ、アメリカ、ブラジルらしく、日本がその一角であるドイツを倒した事で、スェーデンも少し安心したかも知れません。

いや、多分安心してたんでしょう。

特に前半早々、日本のパスミスから1点取って結構「楽勝」だと思ったのかも知れません。
でも、実際は、スェーデンは日本のサッカーについて来れなかった。得点を見ても、ポゼッションを見てもそう言う事なんでしょうね。

女子のスポーツって、それぞれの国で、どのくらい「女性の権利」が守られているのか見事に反映しているように思えるんです。

女性がスポーツ、特に、団体競技を続けていく為には、個人のやる気も当然ですが、それ以上に環境が必要です。
プロリーグを頂点として、初心者から一貫して育てていく環境を整える事が出来れば、言う事ありませんが、
そこまでとは言わなくても、やり続けたいという意思を反映できるかどうかって、すごく大きいと思うんです。

今回出場している、代表選手の多くは、サッカーだけで暮らしていけずにバイトで生計を立てた経験があるのだとか、
プロ契約してても、そんなに給料出てるとは思えないし、スポーツを続けていく事って本当に苦しい選択だと思うんです。

でもね、まだ『選択』できるだけマシだとも言えますよね。

きっと中東やアフリカでは、そんな選択さえできない女性たちが、沢山居ると思います。
もっと言うと、生きる事も含めて……。

日本の女性が世界の檜舞台に立つたびに、いつもそんな事をつらつらと考えております。


と、ここまで書いてきて言うのもなんですが、北朝鮮もそこそこ強いよね。
しかし、過去には、U-17にやたら上手いのに、それ以降表舞台に出た事ない、正体不明のGKが居た事もあったしなぁ、
『おねえ』とか居ても不思議でないとか思うんですよね。

勘ぐりすぎかな?