よたか2006.05.13 19:27:00
振甫中学校サッカー部は1回戦で敗退しました。練習試合で引き分けが1回あるだけの弱いチームなのですが今回の負けはひと味違いました…
この日は雨でグラウンドは水たまりだらけ。トラップのミスでボールを失う事が多いチームなので,水たまりでボールが止まるのが幸いしたのか、試合は少し優勢でした。相手の名南中学校は部員も多く、南区大会で優勝しているチームなのでおそらく強いんだろうけど、この日は振甫が押してた。
そのうえ、加藤先生の指示がかなり的確だったのだと思います。試合中も、“ボールを持つな!”、“前に蹴り出せ”とカンタンでわかりやすい指示で選手も動きやすそう。相手はというと、ぬかるんだグラウンドに対処するのに時間がかかっている様子。
ボランチに入った慶亮からのスルーパス…。水たまりだらけのグラウンドだったのにも関わらず、センターサークルからゴール前まで、幅3メートルくらいのスペースは雨の影響をあまり受けないスペースがありそこだけはボールが転がるところがあったんです。
そのスペースをつかって少し浮かした低いスルーパスが、もう一人のボランチの山本君にドンピシャ。
キーパーとび出すものの、ボールのペナルティーエリア前でボールが止まってしまい手が使えない。そこを見計らって軽くシュート。しかし、弱い。DFにクリアされそうになるが、もう一度しっかり押し込んで見事に先制!
先制するなんてはじめて見た。しかも公式戦。すっごくうれしかった。私は声上げて喜びましたが、加藤先生は冷静に試合を見てました。(さすが!)
しかし後半戦、例の“転がるスペース”は振甫のゴール前。名南はそのスペースに向かってボールを放り込んでくる。やはり何度も危ない場面の連続。いつもなら、この辺で点を取られて崩れていく場面。しかし、今日は集中して守った。絶対的なピンチを何度も跳ね返す。
あぁ〜胃が痛い〜。
そして、後半クリアミスから与えたコーナーキック。飛び込んで来た選手に振り切られ失点。(あとで聞いたら付いてたのは慶亮らしかった…。)このまま崩れていく雰囲気だったけど、キャプテンの柴田君が声を出して持ち直す。そのまま終了。
結果は、PKに持ち込まれた。慶亮は2番目に登場。いままで外したのを見た事が無いので,安心してみてたのに、キーパー正面で止められた。あと、2人外して、結局3vs2で敗退が決まった。
このチームになって、負けて泣く選手を初めて見ました。今までは、試合中劣勢になると“諦め”が出て来て、そのままぼろ負けしていたのですが、今日の試合は、最後まであきらめず、プレイして「ちゃんと負けた」記念すべき試合だと思いました。この経験を生かす事が出来れば、きっと中体連では結果が出るでしょう。