よたか2022.05.18 23:00:00
起きると足の痛みが増していた。ベッドから降りるのもかなり辛い。昨日太ももを庇って歩いたせいか腰と膝が痛くなってきた。やばいなぁ。救いはこの日は座学だけで実技がないこと。足を休めれば翌日の実技には間に合うかもしれない。なんて淡い期待を持っていた。
折りたたんだ自転車をホテルの前で組み立てて、会場へ向かう。
足の負担が軽いので自転車に乗ってると足の痛さを全く感じない。700cホイールの自転車を持って来て本当によかった。
しかし。会場に着くと何段もの階段の登り降りがある。膝が上がらなくなっているので階段が辛い。手すりをつたってなんとか階段を登りきる。
受付で「脚、大丈夫ですか？」と聞かれたけどなんと答えようか？
「実技の半分を見学にすれば最後までやれると思います」と答える。
「その足でプールに入るんですか？」
「試験パスして名古屋に帰れませんから」
「……」
そうだよね。そうみえちゃうよね。俺だって『もう辞めとけ』って思うもの。
でもね、会社に居場所が無くなりそうなので棄権はできない。
不合格だったら全額（10万円ほど）自己負担とも脅されてるしやれるだけやるしかないと思った。
少しでもマシになれば結果も変わるかもしれないと思ったから、座学の間中アイスングしておいた。帰る時間になっても一向に良くはなってなかった。足が気になって話もちゃんと聞けていたか自信がなかった。このままでは学科もアウトかもしれないなぁ。
その日はホテルに戻っておぼえる部分だけをテキストに起こしてひと通り見返して、お風呂に入った。いいのかどうかわからないけど、暖めた方が痛さはやわらいだ。変な感じだけど今回の怪我は肉離れだけじゃないかもしれないとなんとなく思った。
