よたか2021.11.29 00:53:53
スイムのパーソナルレッスンを一旦お休みすることにしましたので、先週のレッスンはずっと最後のレッスンでした。大人の方や男の子はだいたい『何かあったらご連絡ください』程度の軽い挨拶をして終わります。
一人だけ小学生低学年の女の子を教えていたのですけど、その子はラブレターのようなお手紙を書いてきてくれたんです。
ここまで『大好き』と言われたのも、『忘れないで』と『忘れません』をセットで頂くのも本当に久々です。
彼女が高校生くらいになった時に『おじさんにあんな手紙を出しちゃった〜』とか黒歴史になったらどうしましょう。
そんな先の事はともかく、最初は怖がって水に顔もつけられなかった彼女が、最後のレッスンでクロール50m泳ぎ切ったんです。
『50m泳ぎたい』という本人の希望だったので、急遽タッチターンを5分ほど練習したのですけど当然無理です。
他のプールなら『壁のヘリ掴んでいいよ』と言うところですが、水面から50センチ上に飛び込み台があるプールなので掴むところなんてありません。
結局一回立ってすぐにスタートすることで手を打ちます。
クロールの息継ぎは覚えたてで、ブレスのたびに前に出した手が下がってしまい、激しく体が上下に動きます。普通だったらこの泳ぎで25mはおろか10mだって進めません。というかこの泳ぎ方がクセになる可能性があるので7m程度で折り返し練習にします。
スイミングスクールのテストだと『合格』を上げるのは難しい感じなのですけど、ちっちゃな体で50m泳ぎ切ったことに感動してしまいました。
50m泳ぎ始めたときはかなり不安定だったんですけど、10m越したあたりから水をつかみ始めてました。泳ぎながら進化していくなんて『ドラゴンボール』のようです。
『2回に1回の呼吸で沈みそうになるなら、1回呼吸をせずに手を回すと体が浮くよ』
前回の練習の時にそう言って泳ぐ距離を伸ばしたのですけど、彼女はしっかり覚えてて沈みそうな場面では “呼吸を休んで” 体を浮かせます。
『タイミングがずれそうになったら、伏し浮きの姿勢からやり直してごらん』
何度かそう言ったことがありました。彼女はそのこともしっかり覚えてて意図的にリズムを変えてバランスをとってます。
言ったことをちゃんと覚えて吸収していく彼女の姿勢がとても嬉しいな。
今はまだまだかもしれませんが、手でたくさん水を動かせること、キックを強く打てること、その2つから練習していけば自分なりの泳ぎを身につけてもっと綺麗に泳げるようになるでしょう。
最近のレッスンの中で一番印象深いレッスンでした。