よたか2020.06.22 09:18:52
栄三越で自転車売ってた時、〝終わった〟と思われたUブレーキのフレームにシングル7段、1.25タイヤのMTB組んで売ってました。ワイヤーが見えにくくてスマートだったし、年度落ちのパーツを安く仕入れてたので、8万円くらいでもなんとか黒字にできた。知ってる人は多いと思うけど、インショップで黒字にするのはかなり大変なんです。
これを〝名古屋に街乗りに最適な自転車〟と言ってオーダーごとに色と構成を変えて売ってたんだけど、本店や業者さん達には理解されませんでした。
『店の信用が落ちる』とか『こんな古いパーツでこの値段はサギだ』とか散々な言われようでした。
この頃から〝ロードレーサーを頂点とするヒエラルキー〟が存在していて、自転車業界がだんだん嫌いになってしまいました。
そのあと、印刷関係で仕事するようになり、web制作を生業としてからはかなり見方が変わってきました。
業界はいまだに、プレーム+コンポーネント+工賃 で価格を算出してるみたいですけど、本当はデザインやライフスタイルまでを提案できるようにしないと成長は見込めない気がします。
この記事を読んで昔のことを思い出しました。
「自分たちのことを自転車メーカーとは思っていない」トーキョーバイクの未来図