よたか2019.05.20 07:56:16
5月19日 今年もロードレースチームのOB会で京都まで行ってきました。
去年までは普通を乗り継いで京都まで行ったのですけど、いい加減辛くなってきたので、新幹線で往復しました。
スマートEXで乗車したかったってのもありますけど。帰りはコダマですけどグリーン車を予約しました。
朝6:20 に名古屋駅まで自走して輪行。途中で何かに乗り上げてしまって後輪がパンクしましたけど、時間がないのでそのまま名駅まで移動しました。
名古屋発博多行きのぞみは本当に空いてました。人が乗るのは新大阪からなんだろうななんて思っていると、30分ほどで京都へ到着。
新幹線はほんとうに楽です。
そのまま地下鉄で今出川まで移動して、自転車屋さんへ自走するとすでに何人ものメンバーが集まってます。
腰、膝の痛みに加えて今回は右足首の捻挫も治りきってないので万全とはいきませんけど、ペース配分を間違えなければそこそこの感じで完走くらいはできるでしょう。
さっそく京見峠のヒルクライムからスタートです。
京都のロードレーサーたちなら聖地とも言える峠道。走れる選手なら12分くらいですけど、みんなジジイなので20分以内ならいいと思います。
私は17分33秒だったので、一応目標は達成できました。京都に住んでる他のメンバーは結構走っているようで13分台で走ってる。
35年前は毎日のように走ってましたけど、機材も道も変わって条件はかなり違います。1番の違いはエンジン効率が悪くなったことなんですけど。それは仕方ない。
京見峠は全体的に勾配がきつめなので、ペースとかあまり関係ありません。ただただ地足の勝負です。キツくても我慢して踏み続けるしかないいやらしい峠道です。
それでもハンディもらった分で暫定1位でした。
京見峠を登り終えたら、周山まで移動して休憩を取るのですが、他のほとんどのメンバーは旧道の『栗尾峠』を超えて行きます。
本当はねせっかく来たんだから登りたい気もあるんですけど、後のことを考えるとここで足を使うわけにはいかないので、美山トンネルを使いました。
寒くて暗いトンネルよりも、栗尾峠の方がずっと気持ちいいとは思いますけど、そこまで足の調子もよくありません。
さて、次はチームTT風のハンディキャップレースなのですが、そこそこ風が強いので、スピード上げすぎずに先頭交代をうまくやらないともたない気がしたので、28〜33Km/hの間で走れる感じでなるべく動きました。
35km/hくらいのペースで一番速いチームが後ろから追いかけて来るとすると、28Km/hでギリのスピードだと判断しました。
軽い登りで23Km/hまでスピードが落ちた時に、少し無理して引いてスピードを戻したんですけど、何人かいなくなってました。速度も26Km/hまで落ちてるし追いつかれるのも時間の問題だとおもいきや、そのままゴールまで逃げ切ることができました。
あとで聞くと38Km/hで走しっていたためにスタートして早々にチームがばらけたのだとか。結構な強風だったから単独では30Km/hくらいになったみたいです。
ちょっと助けられた。
ここでもハンディキャップ分をもらって3位でした。
そして最後に裏花背のヒルクライム。京見峠と表花背は急勾配が続く力任せのコースですけど、裏花背はペース配分を間違えなければそんなにタイムが落ちることはありません。
10Km/h以下にスピードを落とさずに、急勾配、緩い坂、平地、それぞれの勾配できちんとギアを切り替えれば足は持つはず。
それでも気になるのは、先にスタートした選手たち。後にスタートするのは8分後だから、ちゃんとクランクを回せれば追いつかれることはないと思うけど、6分前にスタートした選手を抜かないと話にならない。
スタートしてしばらく続く緩い坂で18Km/h以上を維持し続けて、坂がきつくなったところで足を使いすぎないように、でもスピードは落としすぎないようにかなり気をつけて走った。
ここに来て、右足首が痛みが出てきた。
中腹の集落までに追いつかないとちょっときついかもしれない。少し焦ったけど呼吸を数えながら気持ちを落ち着かせて、回転数を維持することに集中する。
坂道で回転数が落ちるとどうしようもないんですよ。腰を浮かさずに太ももを大きく回す感じでクランクを回す。すると先行してる選手たちが固まって見えてきた。
抜く時にギリギリのスピードで抜くとついてこられるから、徐々に追いついて呼吸を整えてから1メートル以上右側から一気に抜いていく。表情を変えずに、ペースを変えずに、余裕があるフリをして抜いていく。
そうそう。このメンバーの中には、やたら心理戦を仕掛けてきてたいやらしい選手がいるんです。ぶっちゃけ、こういった戦法は彼から学んだ走り方なんです。
こうして3人を抜いたけど、まだ2人足りない。
そのうち1人は集落に入るちょっと手前で捉えた。だけど、追い抜くタイミングが難しい。道が複雑な集落の中で抜くのは体力消耗が心配なので集落を抜けて山道に入ったところで抜くことにした。
少しずつ煽り気味に差を詰めると明らかに焦っているのがわかった。そしていい感じでスピードを上げてくれる。おかげでちょっと走りにくい集落の道で彼をペースメーカーにすることができた。
集落が終わって山道に入ったところで差をつめて一気に抜くと、彼は一気にスピードが落ちてしまったようだった。
現役の時になんども経験したから気持ちはわかる。このタイミングでもう一回踏めるかどうかって大きいんだよね。
いいペースメーカーのおかげでもう後ろに追いつかれることはなくなったとは思うけど、前にもう1人いる。残りはあと1Kmもないだろう。追いつくかどうか結構微妙な感じ。
そして、右コーナーを曲がった時に最後の1人を捉えた。距離はかなり遠かったけど遅かった。
残りも少ないので踏めるだけ踏んで追いかけた。この日1番きつかった。
おかげで頂上手前500 mくらいのところで追い抜いてそのままゴールできた。
タイム的には9位だけど、ハンディキャップ付きで1位。
この日の結果は総合で1位でした。ギリギリまで調整できて本当によかった。ただ来年からはもっとハンディが少なくなると思うから、それ以上に練習しておかないとダメでしょうね。
なんだか街の様子は変わっちゃったし、昨年の台風の影響で北山のあちこちで杉林が痛んでいたけど、京都で懐かしいメンバーの中にいるのは心地よくてとてもリフレッシュできました。
みんなありがとうございました。
来年もお願いします。