よたか2017.05.25 04:09:32
京都まで輪行して、5月21日のペンギンレーシングのOB会に行って来ました。在来線で2時間掛けて前日に京都に到着。そのままコセキサイクルへ直行すると、店先におばちゃんが椅子に腰掛けてた。80はとうに越しているのに、なんて元気なんだろう。毎日5,000歩、歩るいているんだとか。このおばちゃんと話してると京都にいた時の事をイロイロと思い出して楽しかった。
やっぱり、昔よりも柔らかくなった感じはしましたけどね。
今回のOB会の幹事が迎えに来てくれたので、その日はそのまま彼の家に泊まります。彼の家にもウチと同じ年頃の娘がいるせいか、子どもの話題が少しは増えたかな。結構ヤンチャな事をやってきた仲間なんですけど、本質はあまり変わってないみたいです。改造目的で、中古のRX-7をヤフオクで落札してました。
さてOB会当日、さっそく新しいペンギンジャージを着ました。う〜ん。自分のイラストが付いたユニは気持ちイイですね。テンションが上がります。
『新しいペンギンジャージが届いた〜』
最高のテンションでコセキサイクルに行くと懐かしいオッサンたちが1ダースほどいました。40歳が最年少とかどんだけオッサンやねん。ただ、みんなそれなりの仕事をしてて立派になった奴ばかりで感心しました。あんなにヤンチャしてたのに……。
昔走っていたコースを再び走ってタイムを計ってお互いの奮起を促すのがこの会の目的ですので、まず若かりし頃、何度も登った〝京見峠〟からスタート。一番速かった時で12分くらいだったかな。仲間うちの記録では9分くらいが最速だったと思います。
今回は20分を目標にして走りました。体調としてはもう少し踏めた感じはするけど、1週間前から左膝の調子も悪いし、走りきらないと〝モッタイナイ〟から、抜かれてもペースを守って登りつづけました。
結果は最下位。だけどタイムは予定通り 19' 27'' でした。
今回の目標は順位じゃなくて完走なので、左足にサポーターをつけて、最後まで持たせる事に専念します。
2本目は平地のタイムトライアル。足の衰えの激しいオッサンたちは先に同時スタートして、チームTTのように先頭交代を繰り返しながら走ってタイムを稼ぎます。それでも足に余力のあるオッサンたちには勝てませんでした。まぁコレは仕方ないかな。
そして3本目は〝裏花背ヒルクライム〟京見峠のタイムでハンディキャップをつけるのがペンギンの伝統です。京見峠最下位だったので、予想以上のハンディキャップをいただけたのがラッキーでした。
裏花背は、登りが9キロほど続く峠道で、急勾配もありますが足を休めるポイントが複数ある結構テクニカルなコースです。もっともタイムを狙う人は足を休めるポイントで加速します。
どちらにせよ、風景に惑わされない判断力が問われるコースなんです。個人的にはこのコースでもっとも大事なのはペース配分だと思っています。
峠の始まりあたりと頂上付近には同じくらいの傾斜のポイントいくつかあります。これらのポイントを全て同じギアで回しきる事ができるかどうかだと思います。
今回の私のギアは、52x38 で、12,14,17,19,21,23,24 だったのですが、38x21をメインで使い、キツイところは23か24を使ってました。
そして、キツいところが終わったらなるべくこまめに21までギアを上げていたんです。
ちなみに私のロードバイクはWレバーなのでギアチェンジにはそれなりのタイミングが必要ですけど、あえてこまめにギアを切り替えてました。
そして、少々キツくても必ずギアを上げて踏み込み続けました。そして結果は40'44''でした。だいたい京見峠の倍なので、予想どおり。しかしたくさん貰ったハンディキャップのおかげで裏花背のヒルクライムでは1位になってしまった。いや、なんだか申し訳ない。
賞品にコカコーラジャージもいただけましたし、本当にイイ記念になりました。
ですけど、来年のハンディキャップは少なくなりそうです。
そして幹事の家の前まで移動して、パスタ喰って打ち上げて〆。正直なところこの時間が一番楽しかった。
通勤で40 km近く走ってたり、バンクでもがいていたり、親子でレースに参加していたり、ブルペと言われる長距離イベントに参加してたり、OB会のために体を作ってきたり、みんな、いろんな立場でいろんな形で続けているのがちょっと眩しかった。
比べてもどうしようもない事だけど、中途半端な自分がちょっと悔しく感じた。
そこへかつての京都の英雄がやってきたんですよ。
京産大のエースで、かつてプロチームで活躍してたT君がやってきた。最初はOB会に参加すると言っておきながら、前日に辞退するとか電話掛けて、京見峠が40分掛かっただの、登っている途中で自転車押しただの言って言い訳しはじめた。
それなのに、打ち上げだけに顔出すとかどんだけ図々しい奴だよ。どうやら外回りの仕事をしてるらしいので、いじられるのは割と平気みたいだった。
元オリンピック選手のウラ話とかたくさん聞かせて貰ったし、今年はいいや。
「来年は走れよな」と言うと、「はい」と1mmも誠意のない笑顔を返してきた。T君は仕事ガンバってるみたいだから、自転車に時間を使えないのかもしれない。
そう考えると、30年経ってもココに集まれるのはスゴイ貴重な事なのかもしれないと思った。幹事さん本当にご苦労さまです。ありがとうございました。
そうして、私は20代の前半を過ごした京都を後にして、もがき続けている名古屋へ戻ってきました。急に現実に引き戻された気がするのは、新幹線を使って30分程度で帰って来たせいかもしれません。
来年はどんな肩書きを持ってOB会に参加できるのでしょうか? せめてもっと胸を張ってみんなと会いたいな。