夜明け前のよたか

掌編・書出し:2015年 03月の記事

妹と、菓子パンと、押し入れと よたか

 勇祐は学校帰りの、買い食いが日課だった。柔らかくて口の中で溶けて甘さが広がるような、たっぷりのカスタードクリームにチョコが掛かっている菓子パンが好きだった。  パンを食べて歩いていると、足を踏み... つづき……

わたしはネコじゃない よたか

 笑顔をみると、ココロの体温が2度あがる。  名前を呼ぶと、胸が一杯で呼吸ができない。  彼女の事がスキ。ずっとソバに居たいから、カフェでカップを傾ける彼女のテーブルまで行ってソファー席の隣に座った... つづき……

わたしは猫じゃない よたか

笑顔をみると、ココロの体温が2度あがる。 側にいると、背骨の震えが指先まで伝わる。 名前を呼ぶと、胸が一杯で呼吸ができない。 コレは、たぶん恋。 あこがれとかじゃない。 遠くからじゃモノ足りない。 も... つづき……

渋谷のさくら よたか

『出張で新宿のホテルです。ひとりの夕食になりそうなので、誰か付き合ってください』  生まれて初めて“出会い系掲示板”にそう書いた。  かなり年上の女性かもしれない。見栄えが悪いかもしれない。すごく太っ... つづき……