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刈谷アニコレで初コスプレしてきました

よたか2016.10.30 05:34:48

もう一年も前のこと。
「お前がピーチ姫やるなら、マリオで参加してもいい」と冗談で言ったんです。
冗談だったんですけど、8月のWCSに行く事になってしまった。

女房は面白がってピーチ姫のドレスを縫い初め、刺繍して、王冠まで作りはじめた。
娘もウィッグや小物を物色してたので、私も一応の準備はしてました。

しかし、8月には不幸があって参加できず、今回の刈谷アニコレが初参加となりました。



コスプレは今までは見るだけ、素通りしてきただけでした。
それなりにわかったつもりだったのですけど、見るだけど参加するのとは大違いですね。娘にソコソコ知り合いがいたので寂しい思いはしなくて済みましたが、ソロで参加するのはちょっと敷居は高いと思います。

イベント自体は9時スタートだったのですが、名古屋を出たのは10時前。それでも11時前には刈谷に到着する予定でした。
予定だったのに、間違えて武豊線に乗って『尾張森岡駅』という単線の無人駅で降りてしまった。

大府へ戻る電車が来るのは40分後。普通ならおとなしく待つところです。だけどウチの娘はひと味違った。
「ねえ刈谷まで何キロくらい?」
「だいたい直線で3キロくらいかな?」
「じゃ、歩いて行こうよ」
「えっ?」
後からわかったのですけど、途中に『愛知製鋼刈谷工場』があるので、徒歩だと4キロ以上あったんです。

結局、刈谷まで歩く事になって駅を出ます。しかしココで問題が。
manaca(交通系ICカード)の残額が足りなかった。
無人駅なので、チャージもできない。後ろめたさを感じつつ、仕方がないので刈谷駅で手続きする事にして親娘2人で歩き出しました。

ほぼ快晴の秋晴れの青い空。草原に波を作る風。久々に見るセイタカアワダチソウ。子どもの頃にはあたり前だった景色が広がってました。
ただ、子ども頃はヒザも腰もこんなに痛くはなかった。だけど隣を歩く娘がこんなに大きくなってるんだから、ジジイでも仕方ありません。

いくつかの交差点を過ぎてバス停を見つけた。『公共施設連絡バス』と書いてある。本数は少ないけど、刈谷駅南口にも停まるし、タイミングよくあと5分で来るみたい。
多分100円くらいでのれるコミュニティー路線だろうと思っていたんですが、バスに乗車すると“バスガイド”さんが「無料ですよ」と教えてくれた。

すごい。刈谷すごい。バスガイドさんが乗った無料バス走らせてるなんてすごい。さすが企業城下町と言われるだけある。おかげで2キロほど歩いただけで刈谷南口に到着しました。

そのまま受付で参加料500円を払って、男性更衣室へ入ります。

男性更衣室なんだけど、なんというか、半分は女装してますね。隣で着替えてる30過ぎの男性なんて180はあるのに、Re:ゼロのレムのコスプレしてる。いやこんな事書くとキリがありませんけど、すごいですね。
表には、更衣室に入りきれずにロボットのパーツを装着してる人もいる。制作費は5万オーバーなんだとか。娘の衣装もハンパじゃないので予想はしていたけど、直接聞くと感心するしかありません。
普段着にキャスケット帽と軍手だけの私がここにいていいのか不安になってきました。

とりあえず、着替えというか、持ち歩く荷物だけをまとめて、キャスケット帽をかぶり一階のロビーで、“姫”になった娘を待ちます。少し時間が掛かるみたいだったので先にJRの窓口でmanacaの手続きをしに行ったのですが、たった10分ほどの間に3回も撮影されてしまいました。
女の子2人に声を掛けられて、両手に花状態で撮られたり、子どもがやって来て「一緒に写メいいですか?」と言われたりしてちょっと気持ちよくなってきた。

途中自衛隊のブースに寄ると「あぁ、安倍総理かと思いました」と言われた。おたくらはそう思うのかい。イロイロ話が続きそうだったので「すいませんピーチ姫を探してますので」と言うと手を振って見送ってくれた。

その姫から、もうすぐロビーに降りると連絡があったのでロビーで待っていると、少し遅くなってピーチ姫が現れた。
 
さっそく2人して歩いていると、数名から声を掛けられて撮られてしまった。カメラマンさんに聞くと、マリオはナカナカいないのだとか。そういうもんかなぁ。
もっとも私もマリオワールドまでしかやってないので、最近のマリオ事情まではよく知らないのだけど。
 
娘的には、知り合いを捜して彷徨いたいらしいので、そのままお伴していると、あちらこちらから声を掛けられる。
「久しぶり〜」「リアルでははじめまして〜」「やっとあえた〜」みたいなキャピキャピした挨拶から始まって楽しそうに会話を弾ませている。
あたり前だけど、娘はちゃんと自分のネットワークを持っているんだと実感しました。

たくさんの女の子たちを紹介されたけど、すいません。そんなに一度におぼえられません。ただ、話してみてイイ友人ができてる事だけはなんとなく感じた。

今日一日で何枚、写真を撮られたんだろう?
こんなに撮られたのは『ぱくたそ』の撮影以来です。ちょっといい気になってしまうレベルですね。これはコスプレの魅力のひとつなんでしょう。きっと。
 
コスプレを満喫して、娘も会いたい人と会って満足した頃、イベント終了30分前となりました。更衣室のある建物付近には、はしゃぎ足りない人や、疲れて座り込んでる人、余韻に浸ってる人などいろんな人がいた。
その中で一人の男性がコチラに向って声を掛けてくる。『撮りたい』と言われたと思っていたら、そばにいる女性と一緒に写真撮って欲しいからシャッターを押してくれと言っていたらしい。
すごく傲慢な言い方だった。
隣にいる女の子の表情もどんどん固くなっていく。
普段なら断るところだけど、マリオがマジ切れするのもなんだし、とりあえずシャッターを押してあげた。わざと手ぶれしてやったけど。

本当に色んな人がいた。

帰り道、娘に聞いた。
「なんでコスサミに連れて来たの?」
「ふふふっ。お父さん自慢だよ」
「なんだそりゃ。自慢になったの?」
「うん」

うちの娘はまだ父離れができそうにありません。