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サタプロ第二部「 宇宙エレベーターの運ぶ夢」

よたか2016.06.26 10:44:46

第29回 東海高校・中学校 サタデープログラム【2】
もうSFじゃない! 近未来テクノロジー、 宇宙エレベーターの運ぶ夢



第二部は、JSEA(一般社団法人宇宙エレベーター協会)の大野修一さんが宇宙エレベータについて話をしてくれます。
第三部の講演の事もあり、宇宙エレベータというと『とある魔術の禁書目録』の映画 -エンデュミオンの奇蹟- が一番最初に思い浮かんだ。

でも話を聞いていると決定的に違うんだよね。『エンデュミオンの奇蹟』では東京に建ててたけど、宇宙エレベータは、なるべく赤道近くに設置するんだそうです。

技術的な話をはじめると話が止まらなくなるらしいので、講演の内容は宇宙エレベーターを作る意義の方に重点が置かれていました。

話を聞くまではエレベーターと言うから、チューブの中をカゴが上下すると思っていたけどどうやら違うらしい。
ナイロン(?)ベルトを機械が自力で登っていくらしい。

あぁたしかに、保守管理とか考えるとデブリがチューブに当たる度に運航中止とかじゃ使えない感じがしますよね。それで、毎年ベルトを登っていく『 宇宙エレベーターチャレンジ』を続けて2013年にはとうとう1,000メートルを突破したんだとか。
ちなみに航空法の関係で国内ではこの辺が精一杯らしいので、来年からアメリカでの開催を目論んでいるらしいです。



リンク先の動画見てもらうとわかると思いますが、高度が上がると気温の関係でゴムローラーが使えなくなったり、降りてくる時にブレーキから熱が出たりしてて、どんどん難易度が上がっているそうです。

将来的に、大気圏外に出た時の放熱や、気温の差などを考えていくともっと面白い……じゃなかった。難しくなるんでしょうね。

そして、宇宙エレベータを開発する意味なんですけど、イロイロ言われてましたがどれも後付けの言いわけくさい。多分やってみたいからやってるだけなんだろうな。
別にそれを否定するつもりはありませんし、その気持ちはよくわかります。

でも大人のやる事なんで、経済的に成り立たないと他人を説得できませんからね。
その説得材料として、地球近辺の小惑星から鉱物資源を採掘して地球まで運ぶのに最適なんだとか。
ロケットだと1人50億円でも宇宙エレベーターだともっと安くなるはず。らしいです。

ところで、小惑星を鉱物資源としてみると、1個18兆円くらいになるので地球も持ってきてビジネスにしようとプレゼンされているみたいです。

なんでも大気圏外の物はどこの国にも属さないといった条約があるらしいのですけど、民間の所有物なら話は別らしいです。〝早い者勝ち〟だと言ってみえました。

だからさっさと人を送って、手当たり次第小惑星を〝アメリカの企業〟の所有にしようとしているらしいです。
まるで第二次世界大戦前のようですね。地球上でもっとも進歩していないのはアメリカかもしれないと思った。

とにかく、日本が宇宙開発に遅れない為には、宇宙エレベーターが不可欠なんだとか。凄い飛躍だとは思いつつも、面白いと思ってしまいました。

そして、宇宙エレベーターのオプションの〝スペーススリングショット〟を使えば火星への定期航路を運行させる事ができるらしい。
だめだ。楽しみすぎる。イロイロ妄想して面白いと思うしかありません。

スカイツリーを作った『大林組』が2050年までに宇宙エレベーターを作るらしいので、円高のウチに赤道近辺の土地とか買っといた方がいいかもしれません。

大林組プロジェクト「宇宙エレベーター建設構想」