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下小田井の踏切事故

よたか2016.06.06 22:00:00


打ち合わせが終わって、クライアント先から自転車で帰っていると、名鉄本線の踏切で引っかかったんです。

中小田井の近く。
遮断機は10分くらい上がらない。
こんな経験久しぶり。

仕方なく、線路づたいに名古屋方面へ向かうと下小田井のひとつ北側の踏切に人だかり。
警察官や名鉄の人も沢山いた。どうやら事故があったらしい。

線路の向こうには、くたびれて座りこんだ年配の男性と、壊れて折れ曲がった自転車が置いてある。
すくなくとも人身事故ではないらしい。

20分くらいそこに居ると、いろんな情報が飛び込んで来る。

自転車のタイヤが線路に挟まって、動けなくなってしまって、もたついているうちに遮断機が降りて、踏切に閉じ込められたところを学生に引っぱられて助かったんだとか。
なんかドラマみたいな展開だなぁ。

自転車もはねとばされただけで、電車に大きな被害はなかったらしい。

踏切の遮断音に耳が慣れた頃には、車も相当数が並んでいる。
こんな時、車って引っ返す訳には行かないから不便だよね。
制服を着た高校生が踏切に溢れはじめた。
待ちくたびれた人は、下小田井の駅の陸橋を渡ってる。

すぐさま迂回して帰ってもよかったけど、なかなかレアなケースなので最後まで見ておこうと思った。

目の前には、名鉄のあらゆる電車が通り過ぎる。
普通の赤いの、特急列車、ミュースカイ、パノラマカーなどなど……。
通ってないのは、瀬戸線の電車くらいかな。

「上りは15分の遅れ。下りは遅れなし」
コレくらいなら、賠償金とか大丈夫なんだろうか?
もっとも、あの男性に損害賠償できるとも思えないんだけど。

そんな時、ふいに遮断機が上がった。あまりに突然の事で名鉄の人も驚いてる。
人が溢れ帰る踏切。車は通れそうにない。

踏切を渡りきらないウチにまた遮断音がなり始める。なんらかのタイミングで10秒ほど遮断機が上がったらしい。

踏切を渡って、さっそく壊れた自転車を見に行った。
鉄リムのホイールが見事に曲がってスポークが雲丹みたいになってる。
フレームは少し曲がってる。だけどクラックくらいは入ってる感じ。

警察が学生に事情を聞いている。
この学生が助けたんだろうか? 何度も同じ話をしているらしく対応が少し素っ気ない。

男性は、呆然として座り込んだまま。
誰も声を掛ける様子もない。

それ以上、興味本位で話を聞いたり、レンズをむける事も出来ずに、黒川方面へ走り出した。
いつもよりゆっくりと慎重に走って帰ってきました。