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フリーターおじさんの憂鬱

よたか2018.03.30 00:00:00

フリーターという言葉さえなかった時からいろんな仕事を経験してきましたけど、業種によらず職場の雰囲気はとても重要な要素だと思います。

前に経験した飲食店では、週2回出勤の状態で『もう1ヶ月も働いてるから一人前に働いてね』みたいな事を言われました。出勤8日、最低賃金で48時間働いただけなのにちょっと無理だろう。
そして、その日の時間外『接客がまずい』『流れを覚えていない』『やる気が感じられない』などと延々と吊るし上げられました。

この飲食店はかなり特殊でメニューがなく、ドリンクなんて30種類以上暗記する必要があるし、料理にいたっては毎週変わってるから毎回30品目ほどを覚え直さないといけない。

そんな中で吊るし上げをくらってしまい、居場所もなく心が折れたので、すぐに退職願いを出させて貰った。
一応、形式上やめる理由とか聞かれたので『教える体制も整っていないし、誰もフォローしてくれない、こんな職場で働いていくのは無理です』と言いました。

たまたま見つけたのですけど、客室にマイクやカメラをこっそり設置してあって、事務所から覗いていたようです。
その上、交わした雇用契約書も紛失してるし、導入しているシステム自体もかなりバギーすぎなのに顧客情報を全部登録してるなんてありえない。

実際私が辞めた後、ゾロゾロと人が辞めていったみたいです。
社長の体調も悪いみたいだし今はどうなっているんでしょうね。


ところで、この年齢で〝バイト〟で働いていると周りからは『どうして?』と聞かれます。

一応会員さん向けの回答は準備してはいるのでなんとかお話ももちます。
でも一緒に働く同僚たちとなると、納得してもらうまでにはかなり時間が掛かりますね。

男性社員たちからは助けていただき、大学生のバイト仲間たちからは励まされて研修の二ヶ月を乗り越えてきましたが、やはり女性スタッフの方々の中には割り切れない部分があるみたいです。

休憩時間や打ち合わせの時でも、よそよそしさが残ります。そして私が間違えたり、ミスした時などは、結構キツい言葉が飛んできたりするんです。

本当に怒っている感じではなく、どう言っていいのかわからず結局キツくなるんだと思うんです。
十分すぎるほどわかるんですけど、結構なプレッシャーがあるので私の心も無傷というわけにはいきません。それなりにキツくなってきます。
それでも他のスタッフがフォローしてくれてなんとか踏ん張ってる感じが続いてました。

漠然と『辞めることになったら、やだなぁ』なんて思っていたんです。

そんな時に、少しキツかった女性スタッフの一人から『この前は言いすぎてゴメンなさい』と言われてしまった。いきなりどうして?

そして、他の女性スタッフも同様に『仕事とかキツかったら言ってくださいね。ちゃんと相談に乗りますから。潰れちゃって辞められると本当に困るんです』と、ちょっとぶっきらぼうだけど、彼女の精一杯の言葉を貰えました。

少し話を聞いて探ってみると、どうやらチーフが話をしてくれたようです。

今まで働いてきて、ちゃんとサポートしてくれた方に出会ったのは初めてかもしれません。
特に前のスポーツ施設とは全然違います。

とっ、ここまで書いて少し考えたのですけど、ず〜っと昔勤めていた職場にもちゃんとサポートしてくれた人たちはいたのかもしれない。そして、その人たちの尽力を無にしたのは私自身なのかもしれない。

どの職場の誰がそうだったのか、すぐには思い出せませんけど、そういった方が何人もいたような気がしてきました。

この歳になってそんな簡単なことに気がつくなんて本当に遅すぎますね。でも、それに気がついただけ、これからはましな人生を送って行けそうな気がします。

そう考えると、今のバイト先に来たのも決して偶然じゃない気がしてきました。

1年ですけど前のスポーツクラブでの経験があったので、採用してもらえたんだと思います。

雇用契約書に『3キロ以内の同業施設に勤務する時は許可を取ること』と書いてありましたが、今のバイト先は前のバイト先から3.6キロなので、重複して研修を受けることもできました。

ずっとやっていた、合唱のおかげで大きな声で挨拶できてます。

飲食店で覚えた立ち居振る舞いも、今のバイト先で活かされています。

無駄だと思っていたことでも、嫌々やっていたことでも、ずっと繋がっていたんですね。

もっと長く生きて行けば、いろんな繋がりを感じていけるのかもしれませんね。
生きるのが楽しみになってきました。